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自称進学校(笑)から独学で東京大学に現役合格した凡人が解説する第一志望合格法!

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音読パッケージって知ってる?TOEIC高得点者もやっているリスニング上達法をマスターしよう!

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目次

リスニングを攻略しよう

速読英単語必修編の記事で予告したリスニングの練習法について書きたいと思います。リスニング練習法ってやたらたくさんありますよね。シャドウイング、リピーティング、ディクテーション、はたまたスピードラーニングなんてうさんくさいものも。具体的にやり方は知らなくても名前は聞いたことがあるかもしれません。

 

todaibunsan.hatenadiary.jp

 

リスニング対策をどのようにやるか迷っている人も多いと思います。「リスニング対策をどうするべきなのか?」ボクももちろん迷いました。そして、受験生であるうちにはその答えを見つけられませんでした笑 方法論は考えず、とにかく量をたくさんこなしてある程度リスニングは得意になりましたが。リスニング上達のための最適解を見つけられないまま東大での生活に慣れ、TOEICへの対策を始めました。TOEICの勉強法を調べるうちに出会ったのが「音読パッケージ」でした。

「音読パッケージ」というものを初めて見たとき大きな衝撃を受けました。「音読パッケージ」の核心にある考え方につよく感動し、「受験生のころに出会ってればリスニングを完全に攻略できたのに…」と後悔がありました(ちなみに音読パッケージをやった結果TOEICはそこそこ良いスコアがとれました!)

そんなわけで、今日はボクが受験生のころには知ることができなかった武器である「音読パッケージ」のやり方&効果を紹介したいと思います!

音読パッケージとは

英語指導を行っている森沢洋介さんが生み出したリスニングの上達法です。

英語上達完全マップ●音読パッケージ

数十年に及ぶ英語指導によってしっかりとその効果も確認されています。森沢さんのページから音読パッケージの目的を述べた一節を引用します。

非常に効果が高い音読ですが、同じ英文を何十回も繰り返し読み上げることを基本にするのでトレーニングに伴う単調さは否めません。そこで、音読を、他の2つの音読系トレーニング、すなわちリピーティングとシャドーイングで挟み込むことにより、トレーニングに変化をつけるのです。これは、音読だけを行う単調さを軽減してくれるだけでなく、違う刺激を与えることにより英語力を異なる角度から強化します。

リピーティングのやり方

音読パッケージを構成するリピーティングとシャドウイングについてまず説明します。

リピーティングは聞いた英文をいったん保持してから発する練習法です。

本来のリピーティングはリピーティング用のポーズ、つまり、途中で音の鳴っていない空白の部分がある音声素材を使いますが、受験の教材でそのような加工がなされたものを見つけるのは大変だと思います。ですから、普通の音声素材で構いません。

やり方はこうです。音声素材を再生します。例えば、"Prospective university students apply for admission during their last year of high school or community college."という英文だったら”Prospective university students apply for"など英文の区切りの良いところで停止ボタンを押します。止めたところまでの”Prospective university students apply for"を口に出して発音します。言い終わったら再生します。区切りのいいところで止める→止めたところまで発音→区切りのいいところで止める、を繰り返します。

リピーティングを効果的なものにするために、次の注意点を守りましょう。

一つは流れた英語をしっかり聞き、聞いた通りに発音するように心がける。適当に流して適当に発音してではなんの効果も得られません。

一つの区切りを長くしすぎない。一つの区切りが長すぎるとそもそもアタマに英文を保持することができません。とくにリピーティングを始めたてのころは「短く」「確実に」進めるということを心がけましょう。

シャドウイングのやり方

シャドウイングは英文を流しながら、約0.5秒遅れて自分もまねて発音していくという練習法です。

注意点1つめ。集中して行うこと。集中せずにやるとどんどん英文が先に流れていってしまい、ジブンもよくわからない言葉をテキトウにしゃべるというはめになります。

注意点2つめ。しっかり英文を聞き、それをまねるということ。何回もやってるうちに素材の英文を覚えてしまい、覚えた内容を発音してしまうとどうなるか?流れる英文より早くジブンが言い終わってしまいます笑 それではシャドウイングとは言えませんので気をつけてくださいね。

音読パッケージのやり方

一つの英文に対して

・2回 スクリプトを見ながらやるリピーティング

・1回 スクリプトを見ずにやるリピーティング

・5回 音読

・2回 スクリプトを見ずにやるリピーティング

・2回 シャドウイング

という順番でやります。これが1セットです。本来の音読パッケージでは比べ物にならないほど回数を重ねますが、受験ではそんな時間はないのでこれくらいの回数にとどめて問題ありません。

上記の1セットが終わったら次の章の英文でまた1セットやりましょう。全ての章が終わったらまた最初の章に戻ります。

音読パッケージの効果

リスニングが苦手なひとがどのような状態になれるかを説明します。リスニングが苦手というのはどういうことかを先に説明しますね。例えば"pick up"という熟語をどう発音しますか?ピックアップと読む人が多いと思います。

ですが、実際に英文に登場すると音が連結して「ピカッ」のように聞こえます。普段"pick up"をピックアップという音だと認識している人は「ピカッ」という音が聞こえたときに"pick up"だと認識できないんです。

ですが、「音読パッケージ」をやっているうちに「ピカッ」という音に反応できるようになります。さらに、進めていくと連結したピカッという音が分離して聞こえるようになっていきます。

 どんな教材を使うか?

とにかくひとつの教材を「極める」ことが大事です。なので、受験期では音読パッケージに使うリスニング教材をひとつだけ決めましょう。ボクは「速読英単語 必修編」をおすすめします。