楢崎貴司
2016年2月16日03時00分
広島の原爆で被爆した少女を題材にした浪曲を聴き、平和について考える授業が15日、守口市八島町の市立守口小学校であった。6年生106人や地元住民らを前に、浪曲師の三原佐知子さんが「はばたけ千羽鶴」を披露した。
この作品は、広島の原爆で被爆し、千羽鶴を折りながら原爆症と闘い、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが題材。三味線の音色に合わせた独特の歌と語りに、子どもたちは静かに耳を傾けた。三原さんは授業の最後に、「原爆はこの世から絶対に消え失せないとダメだと世界で考えないといけない」と語りかけた。
徳永祐大君(12)は「浪曲は初めて聞いたが、歌や語りに気持ちがこもっていて、とても分かりやすかった」と話していた。(楢崎貴司)
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