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ボスニア・ヘルツェゴビナがEUへ加盟申請
2月15日 23時15分

旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナが、EU=ヨーロッパ連合への加盟申請を行い、今後、激しい内戦を経験した民族間の融和や厳しい経済の立て直しに取り組むことになります。
旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナの国家元首にあたるチョービッチ大統領評議会議長は15日、ベルギーのブリュッセルにあるEU=ヨーロッパ連合の本部を訪れて加盟を正式に申請し、「加盟への道が容易でないことは承知しているが、EU以外の道はない。国内の経済、社会を中心に改革を進めていく」と意欲を示しました。
これについてEUのモゲリーニ上級代表は、記者団に対して、「ボスニアのこれまでの努力の結果だ。ボスニアの人たちだけでなく、EUにとっても重要だ」と歓迎する一方で、法の支配や経済成長などに関連する必要な改革に取り組むよう求めました。
旧ユーゴスラビアの7か国のうち、スロベニアとクロアチアはすでにEUへの加盟を果たしていますが、ボスニアは、2008年にセルビアからの独立を宣言したコソボとともに、まだ加盟の候補国にもなっていません。
ボスニアは、来年中にEUの加盟候補国になることを目指していて、今後、1990年代に激しい内戦を経験した民族間の融和を進めることや、若者の失業率が50%を超える厳しい経済の立て直しなど、山積する課題に取り組むことになります。

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