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高鳥修一議員

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いわゆる「ゲス議員」として宮崎謙介議員がバッシングされている。その内容はニュース等の通りだろうし、ここで重ねてバッシングをするつもりは無い。

議員も辞めるんだろうし、もう目に触れることはないだろう。

 

でも、俺的には、高鳥修一衆院議員の方が腹に据えかねている。宮崎は判りやすいバカだから、なおさらだ。

TPPの調印式に臨む際「パトカー6台に警護された」、会場では「ブルーチーズが美味しかった」等、自身のブログ等に書き込んで、ニュースでは、「警備体制をつまびらかにするのはいかがなものか」、とか、「日本の酪農家の気持ちを考えたことがあるのか」とか批判されているみたいだが、俺の憤りはそのようなものではない。

 

それこそ命を縮めるような思いで、国益を調整しつつやっとまとめたTPP。その調印式直前で、大臣を辞職し、事実上の政治生命を停止させてまで、国会の円滑な運営を優先させた甘利さん。

彼の気持ちを思えば、その無念さは余りあるんじゃないか。

そんな甘利さんの代役として調印式に臨む人間が、悲痛な気持ちを持ちこそすれ、浮かれるなんてあり得ない。

そんなヒトの痛みが判らない人間に、果たして議員として国家のかじ取りをする適格性があるのか。

高鳥修一のはしゃぎっぷりを見るにつけ、その無神経さに「イラッ」とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回の続きを書く。

その年の大晦日は、紅白を視ながら、4人でどうでもいい話をしながら過ごした。

考えてみれば、それまでの大晦日、中学以降は友達の家に泊まりに行ったりして、寒さに震えながら雑魚寝して過ごしてたっけ。

そんな経験と比べれば、ずいぶんと暖かい大晦日だった。おまけに、お風呂も何回も入ったし(もちろん一人で…笑)、相当使っちゃったな…プロパンガス。

それにしても、男4人が、「行く宛が無い」、ただそれだけの共通項で始まった共同生活、みんな30代以上だったけど、俺だけ16歳、まぁ、普通は「浮く」存在なのだろうが、全く嫌な思いはしなかった。

多分、みんなそれなりに苦労しているからだろう。だから、他人に優しくできるんだろう。

雑談の中でみんながしきりに言ってたのが「こんな生活から早く足を洗いたい」っていうことだった。

やっぱり最低の職場だったんだな…

でも、みんなは「帰ろう」と思えば帰れる住所がある。住所がある以上は、そこを起点として、人生やり直しができるだろうけど、俺は住所が無い。だから、こんな職場でも、「しがみついていなければならないのかな…」

それにしても、「今年は色々あった」…目まぐるしく、変転していた。

中学校を卒業して、高校に入学して、上級生に絡まれて、無免許で検挙され、家出して…とにかく濃い一年間だった。

昨年末の俺は、一年後の自分がにこうしてホームレスをしているなんて、夢にも思わなかっただろう。

「ゆく年くる年」を視ながら、年が明けた。

 

「明けましておめでとうございます」、4人で言い合ってから布団に潜り込んだ。