赤身肉、という言葉を最近よく耳にしませんか?口に入れたらとろけてしまう脂ののったお肉もおいしいけれど、今注目されているのは、やわらなか食感のなかにも、噛めば噛むほど肉のうまみを感じられる、赤身肉!
そんな噂のお肉が、渋谷で、昼間から食べられるお店があるのをご存知ですか?「肉のヒマラヤ」で有名な渋谷の焚火家さんでは、ランチでも塊の赤身肉をいただけます。
さぁ、お肉好きなら一度は登頂しましょう、この肉のヒマラヤを!
焚火家ってどこ?
渋谷の駅近、好アクセス。落ち着いた雰囲気が魅力のお店です
今回ご紹介する「焚火家」は、JR渋谷駅を出て、明治通り沿いを徒歩数十秒。駅から近く、アクセスがいいのもポイントです。
昼間から焼き肉?そんな心配はご無用で、落ち着いた店内では、昼間からお肉を焼く人で大賑わい。通常の焼肉ランチもありますが、今回は噂の「ヒマラヤハーフランチ」(2~3人前)をいただきます!
これが噂の、肉のヒマラヤだ!
ドーン!とまず目を奪われるのは、超ビッグサイズの肉の塊。
この400gでハーフサイズというから驚きです。つやつやと美しい肉肌につい見とれてしまいます。
焚火家名物の、肉の塊「ヒマラヤ」は、ブドウ牛という、ワインに使われるブドウの実を食べて育ったオーストラリア産の牛からとれる、貴重部位のランプ肉を使用しています。老若男女どんなお客さんにも、お肉を飽きることなくたくさん食べてもらいたいという思いで探し求め、出会った牛だそうです。
脂が少ない赤身とはいえ、やわらかな噛みごたえとその味わいは、霜降り肉とはまた違う格別のおいしさがあり、一度食べたらやみつきになる人多数!さぁ、さっそく焼いていきます!
お肉はやっぱり炭火で焼かなくっちゃ!
いざ、熱した網の上に、ヒマラヤをジュッと横たわらせます。焚火家のこだわりは、なんといっても炭火焼。お肉はやっぱり、炭火で焼いて食べるのが一番ですよね。
早く食べたい気持ちはぐっとこらえ、じっくりと焼きあがるまで10分ほど待ちましょう。表面がいい具合に色づいてきました。
表面を香ばしく焼きあげつつ、中までじんわり火を通したら、厨房でお肉をスライスしてもらいます。
これぞヒマラヤ盛り!!!
この美しい焼き色をごらんください。中心部はほどよいレア加減です。スライスして美しく盛られた姿も、これは最高峰のヒマラヤに間違いありません。ご飯の上に乗せて丼ぶりにするのもまたぜいたくです!
人気は、シンプルにヒマラヤの岩塩
まずは人気の「岩塩」でいただきます。焚火家では、塩気の中にも甘味を感じる、こだわりのヒマラヤの岩塩を使っています。
一口ほおばれば……、表面に炭の香ばしい風味をしっかりとまとい、しっとりとやわらかな噛みごたえ。これは悶絶ものです!!!
シンプルな岩塩が、肉のうまみをこれでもかというほどに引き立たせます。一見、ローストビーフのように見えるかもしれませんが、これが大違い。炭火にこだわる焚火家だからこそ出せる、本格的な炭火焼肉の味わいです。噛めば噛むほどに、肉のうまみが溢れ出てきます~。
さまざまな食べ方を試してみよう
お肉のおいしい食べ方をとことん追求した焚火家では、シンプルな塩の他に、ガーリックバター、ポン酢、わさび、焼き肉のタレと、様々な楽しみ方があり、最後の最後まで全く飽きさせることがありません。
ごま油とにんにく、これは鉄板!
ガーリックバターは、ごま油をベースに、にんにくとバターを溶かし、熱々ぐつぐつの状態で供されます。パンチが効いたその味に、虜になること間違いなし。何度もバターの海に、お肉をくぐらせ……、ここでご飯をくるり。もうたまりません!
あっさりポン酢に、ピリッとわさび、定番焼き肉のたれも、またたまらない……
薬味がたっぷり入ったポン酢はあっさりとして、味が変わるとまた箸が止まりません。お肉の間に、お肉で休憩!?そんなことがあり得てしまうのは、様々な食べ方を楽しめる焚火家だからこそ。
わさびを添えれば、お肉との相性のよさにまた驚き、大人の味わいに思わず舌鼓を打ちます。
定番の焼き肉のたれをつければ、ごはんもますます進みます。
全ての食べ方を堪能し、そのおいしさに感動しているうちに、気が付いたらあっという間に完食してしまいました。それもこれも、おいしい赤身肉を、炭火で直に焼いているからこそなせる技です。肉のヒマラヤ難なく下山、むしろまたすぐにでも登りたい……。そんな焚火家ですから、ヒマラヤ中毒にかかった常連さんが、何度も足を運びたくなるのも納得です。
仲間と大勢で、お肉を堪能しに行こう!
昼のヒマラヤハーフランチ(2~3人前)(4700円・税込)では、肉のヒマラヤ400gに、サラダ・キムチ豆腐・ごはんが付きます。夜はヒマラヤの他にも、1センチもの厚さがあるというタン塩や、カルビやハラミの盛り合わせも大人気。
お肉以外にも、炙りしめさばやホタテの浜焼きといった海鮮や、炭火で焼くと、ぐんとうまみが増す野菜も楽しむことができます。
もちろんご紹介したヒマラヤは外せません。赤身肉にまだトライしたことがなければ、このブームを見逃すわけにはいきませんよ!たまには仲間と大勢で、こころゆくまでお肉を楽しみに行きませんか?
紹介したお店
炙り和牛と厳選炭火焼 焚火家
TEL:050-5787-1928
書いた人
りりえ(ライター)
ビールとワイン、日本酒をこよなく愛し、日々、おいしい酒と肴の組み合わせを考えながら暮らしています。
新店の開拓も好きだけど、老舗はもっと好き。
モットーは、「ストーリーこそ、もっとも料理をうまくする」
(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)