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日銀総裁 円高株安「やや行き過ぎ」2月12日 12時53分
日銀の黒田総裁は12日、衆議院の財務金融委員会に出席し、世界経済の先行きへの懸念を背景に円高や株安が進んでいることについて、日本経済の基礎的な条件からみてやや行き過ぎだとしたうえで、経済や物価にどのような影響を与えるか注視する考えを示しました。
この中で黒田総裁は、外国為替市場で円高ドル安が急激に進み、株価が大幅に値下がりしていることについて、「日本経済の基礎的な条件からみるとやや行き過ぎで、過度のリスク回避の動きだと見ている」という認識を示しました。そのうえで「わが国の経済や物価に対する影響は注視していきたい。そのうえで、2%の物価目標の達成に影響が及ぶなら、必要があればちゅうちょなく対応を行う」と述べ、必要があれば追加的な金融緩和も辞さないという姿勢を示しました。
さらに先月29日に導入を決めたマイナス金利政策について、「最近の株安や円高の動きにマイナス金利が影響しているということではない。今後マイナス金利政策の効果は、実体経済や物価の面にも着実に広がっていく」と述べました。
さらに先月29日に導入を決めたマイナス金利政策について、「最近の株安や円高の動きにマイナス金利が影響しているということではない。今後マイナス金利政策の効果は、実体経済や物価の面にも着実に広がっていく」と述べました。