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リトアニア 杉原千畝をテーマに生徒発表会2月12日 6時03分
第2次世界大戦中にナチス・ドイツから迫害されていたユダヤ人にビザを発給して多くの命を救った日本の外交官、杉原千畝の功績を若い世代に伝えようと、リトアニアの学校の生徒たちが杉原をテーマに描いた絵画や日本の歌などを披露する行事が行われ、杉原の親族も出席して交流を深めました。
杉原千畝は、バルト3国の1つ、リトアニアのカウナスにあった日本の領事館に勤務していた際、ナチス・ドイツから迫害されていたユダヤ人に人道上の立場から、本国の指示に背いて日本の通過ビザを発給し、およそ6000人の命を救ったとされています。
リトアニアでは、ナチスによる占領に関する歴史教育の一環として、去年9月から、小学生から高校生までが学ぶ12の学校で杉原の功績を伝える取り組みが行われていて、11日、カウナスで、それぞれの学校の代表が学んだ成果を披露する行事が行われました。
この中で、杉原をテーマにした絵画やビデオの作品が紹介されたほか、生徒たちが「春が来た」などを日本語で歌い、大きな拍手を受けていました。また、日本から参加した俳優の水澤心吾さんによる、杉原の心の葛藤を表現したひとり芝居も公演されました。この行事には、杉原の4男の伸生さんが出席し、「歴史を学び、人間の生き方について知識を深め、日本などとも交流できるようになってほしい」と話していました。
リトアニアでは、ナチスによる占領に関する歴史教育の一環として、去年9月から、小学生から高校生までが学ぶ12の学校で杉原の功績を伝える取り組みが行われていて、11日、カウナスで、それぞれの学校の代表が学んだ成果を披露する行事が行われました。
この中で、杉原をテーマにした絵画やビデオの作品が紹介されたほか、生徒たちが「春が来た」などを日本語で歌い、大きな拍手を受けていました。また、日本から参加した俳優の水澤心吾さんによる、杉原の心の葛藤を表現したひとり芝居も公演されました。この行事には、杉原の4男の伸生さんが出席し、「歴史を学び、人間の生き方について知識を深め、日本などとも交流できるようになってほしい」と話していました。