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NATO 東欧への派遣部隊 増強で一致
2月11日 6時38分

NATO 東欧への派遣部隊 増強で一致
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NATO=北大西洋条約機構の国防相会議が始まり、ロシアの脅威が高まっているとして、東ヨーロッパなどに派遣する部隊を増強する方針で一致しました。
NATOの国防相会議は、10日から2日間の日程でベルギーのブリュッセルで開かれ、加盟国の防衛体制やシリア情勢などを協議しています。
初日の会議で各国は、ロシアの脅威が高まっているとして、バルト3国やポーランド、ルーマニアなどロシアに近接する加盟国に派遣するNATO軍の部隊を増強し、共同の軍事演習や資機材の配備を拡大する方針で一致しました。NATOは、すでに去年、有事に備えた速攻部隊を新たに発足させ、ポーランドで大規模な軍事演習を行ったほか、ブルガリアなど6か国に指揮拠点を設けるなど、ロシアを念頭に東部地域の防衛力を強化しています。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、10日の記者会見で、「ロシアは軍備を拡大し加盟国に脅威を与えており相応の対応が必要だ」と述べる一方、冷戦時の軍拡競争を再燃させるものではないとして、ロシアとの政治対話の再開を目指す考えを強調しました。
このほか会議では、シリア難民がトルコ経由でヨーロッパに押し寄せている事態を受けて、地中海での密航業者の監視などNATOとして支援に加わるかどうかについても議論しています。

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