北朝鮮 ミサイル科学者ら市民が歓迎の様子伝える

2月11日 4時23分

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北朝鮮の国営テレビは、今月７日の事実上の長距離弾道ミサイルの発射に携わった科学者と技術者が大勢の市民から歓迎を受ける様子を１０日夜放送し、「人工衛星の打ち上げが成功した」と繰り返したたえています。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは１０日夜、今月７日の事実上の長距離弾道ミサイル発射に携わった科学者と技術者を乗せたバスの車列がピョンヤンに到着した様子を放送しました。放送では、そろいの青色の制服を着た科学者らを乗せたバスの長い車列が、ピョンヤン中心部を進み、沿道に立つ赤やピンク色の造花を手にした大勢の市民から盛大に歓迎を受けています。
ミサイルの発射に携わった科学者らがピョンヤンに到着して市民から歓迎を受ける様子は国営の朝鮮中央通信でも伝えられ、国営メディアは一行を「宇宙征服者」と呼んで、「人工衛星の打ち上げが成功した」と繰り返したたえています。
一方で北朝鮮の国営メディアは、長距離弾道ミサイルの発射を受けて韓国政府が独自の制裁措置として、南北で共同運営しているケソン（開城）工業団地の操業を全面的に中断したと発表したことについて、これまでのところ公式な反応を伝えていません。