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川崎市老人ホーム転落死 元職員を殺人容疑で逮捕
2月16日 0時13分

おととし、川崎市の老人ホームで、80代と90代の入所者3人が相次いでベランダから転落して死亡した事件で、警察は当時施設に勤務していた23歳の男が3人のうち87歳の男性をベランダから落として殺害した疑いが強まったとして、殺人の疑いで逮捕しました。男は容疑を認めているということです。
最初に転落死が発覚したのは、おととし11月4日でした。施設の4階の部屋に入居していた87歳の男性が施設の庭に倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。そして、翌月の12月9日、同じ4階の部屋にいた86歳の女性が庭で倒れているのが見つかり、死亡しました。さらに、20日余りがたった大みそかの31日、今度は6階に入居していた96歳の女性が死亡しているのが見つかりました。いずれもベランダから転落したとみられています。
警察はわずか2か月の間に高齢の入居者が3人も相次いで転落して死亡したことや、1メートル20センチの高さがあるベランダの手すりを身長がいずれも1メートル50センチから60センチほどの高齢者が自力で乗り越えるのは不自然な点があるとして、事件の疑いでも捜査を進めていましたが、目撃情報や防犯カメラなどの証拠はありませんでした。
こうしたなか警察は、転落死が起きた日や事件が起きたとみられる夜間の時間帯に勤務していた職員を調べました。その結果、23歳の男の元職員が当時、いずれの日も夜勤で勤務していたことが分かったということです。警察は先月下旬以降、この元職員から事情を聴き始め、事件への関与を認めたということです。

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