最大で64台のイカ釣機をブリッジ内に設置された集中制御盤によって制御できます。そのため、漁労作業は船頭1人がブリッジ内で行うことができ、その他の乗組員は、甲板に釣り上げられたイカを箱に詰める作業に専念することができます。
ブリッジ内から最大64台のイカ釣機を制御できる。
乗組員はサイズの選別・イカの箱詰めのみ。釣機を操作するのはトラブル時のみ。
集中制御盤から受けた指令で、イカを釣り上げる。
指令
モニタリング
ブリッジ内からタッチ操作で、イカ釣機を制御すると共にイカ釣機の状態をリアルタイム監視。
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船の揺れによるワイヤーのたるみやイカの足切れを防ぐため、船の揺れをセンサで検知し、 ドラムの回転速度を自動調整します。
糸がたるんで、
イカが逃げてしまう
糸の巻上げが加速し、
イカの足切れを起こしてしまう
イカ釣機が一定回転で動作していると、船の揺れによって、糸の張力が変化します。これにより、針にかかったイカが外れてしまったり、イカの足が切れてしまうことがあります。
減速
加速
揺動補正機能は船の揺れをセンサで検知し、自動的にドラムの回転速度を調整します。これにより、左図のようなトラブルを防ぎます。
イカが針にかかる水深や重量を知ることができ、それによって、糸の張力を調整することができます。釣逃しをしないことが、漁師さん達の腕の見せ所ですが、自動イカ釣機では、全自動で張力制御を行います。
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海中にイカ釣機の針が無い状態が生じることで、船下からイカが離れてしまう可能性が有ります。順次運転は、海中にイカ釣機の針を絶やさないように、一定間隔を空けて順次下げ動作を行います。そうすることで、引き寄せたイカを留まらせることができ、さらに糸を絡みづらくすることができます。
オモテ順次
船のオモテ側のイカ釣機から順に針を下ろして行きます。
トモ順次
船のトモ側のイカ釣機から順に針を下ろして行きます。
順次運転を行っていてもイカが針に掛かることで釣機それぞれの順次間隔は狂ってきてしまいます。しかし、順次補正機能を使うことで釣機が動作しながらドラム回転数を自動調整し、順次の間隔を一定に保つことができます。
正常な順次運転
順次補正なし
イカの重さで
順次が崩れる
減速
加速
指令
ワイヤーがイカ釣機のドラムから外れたり、ワイヤー同士がからまると、非常停止ブザーがなります。ブザーがお知らせしてくれることで、早めの処置をとることができ、トラブルを最小限に抑えることができます。
ワイヤーがイカ釣機から外れた場合
ワイヤー同士が絡まった場合
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