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BPOがフジテレビに再発防止を勧告
2月15日 20時37分

フジテレビがバラエティー番組で「ストーカー事件と背景にあるいじめ」と放送した内容についてBPO=放送倫理・番組向上機構の委員会は「一方の当事者への取材のみに基づき真実とは認めがたい事実を放送し『首謀者』とされた女性の名誉を毀損した」などとしてフジテレビに対し再発防止に努めるよう勧告しました。
審理の対象になっていたのは、フジテレビが、去年3月に放送したバラエティー番組、『ニュースな晩餐会』で「食品工場を舞台に起きたストーカー事件と背景にあるいじめ」と伝えた内容です。『首謀者』とされた女性が事実無根で名誉を毀損されたとBPOに申し立てていました。
これについてBPOの「放送人権委員会」は15日記者会見し「いじめを行ったとされる申立人側には取材を行わないままに『首謀者』とするなど一方の当事者への取材のみに基づき真実とは認めがたい事実を放送した」と指摘しました。
また、映像や音声が加工されていたものの内容を知っている職場の同僚が見れば申立人を特定できるなど名誉を毀損するものだとして、フジテレビに対し再発防止のために人権と放送倫理に一層配慮するよう勧告しました。
これについてフジテレビは「勧告を真摯(しんし)に受け止め、今後視聴者の皆さまに信頼される番組制作および放送に努めて参ります」とコメントしています。

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