こんにちは、kanataです。
ゴールドリストメソッドで勉強して1ヶ月以上が経ち、
その最中に感じたことをシェアしたいと思います。個人的に目からウロコのひらめきの瞬間でした。ちなみに英語では、このような、ひらめきの瞬間を「Aha! moment」と言います。
ゴールドリストメソッドでは、ノートに単語やフレーズを25コ書いて、2週間後ごとに、覚えたもの、難しすぎるもの、普段ほとんど使わなさそなものなどを省いていく。25→(2週間後)→17→(2週間後)→12→(2週間後)→9みたいな感じ。詳しいノートの作り方はコチラ。
途中で思ったことは「おかしい、なんか、ちゃんと覚えている気がしない」ということ。でも、ちょっとした工夫をしたことで、事態は劇的に変わったのでした。それは、感覚を通して単語やフレーズを覚えること。
「Apple=りんご」で覚えようとしない
つまり目の前の単語やフレーズを日本語と結びつけて覚えようとしないこと。2つの記事を思い出した。
1つは、かずーいさんの記事。
その単語のもつイメージをつかむ。このときちゃんと単語が持つイメージがじわっと脳にわいてくるのを感じてくださいね。それがなかった場合は焦らずにまたイメージ作りの段階に戻りましょう。
もう1つは
もちろん初めは、基礎がないから辞書を引いたり、日本語と照らし合わせて学ぶが、その後はできるだけ日本語から訳さないように心がける。以前このようなことがあった。ポルトガル語で「今日は何曜日?」と聞かれて、「えーっと、今日は水曜日だからquarta feira だ。」と導き出そうとしていたら、頭の中で水曜日が出てくる前にquarta feira が先に出てきた。日本語を経由するより、その方が早いじゃん!って自分の脳に言われているような不思議な感覚だった。
日本語で「じゃあ、今日は水曜日と呼びましょう」とした日がポルトガル語では「quarta feira」となっただけ。他の単語も同じで、同じものでも言語や国ごとに違う言い方をしているだけ。
留学すると感覚を通して言語を学ぶことができる
ふと思った。現地でその言語を学んでいる人は、毎日、このように感覚を通して学んでいるのではないだろうか、と。別の言い方をすると、「英語脳」になること。
例えば、アメリカ留学して、学校に行くバスに乗り遅れそうな時、友達が「Hurry up, we're gonna be late!」と言ったとする。意味は「急いで、遅れちゃう!」だけど、その瞬間、バスに乗り遅れないために走っている。自分の身体がその瞬間を記憶する。何かに遅れそうな時、こういう時に「Hurry up」って声をかけるものなのだと、感覚的に覚える。さまざまな体験をくり返し、色んなシチュエーションや言葉のニュアンスなどが自分の中に蓄積されていく。
ちなみに、帰国子女とかに「この英文は、なんでこういう意味になるの?」って聞くと「上手く説明できないけど、なんとなく、そうなるんだよ」みたいな返事が返ってくるのは、「この文は第五文型だ」というように英語を学んだのではなく、感覚で学んだ部分が大きいからではないだろうか。
このような理由もあり、現地に行くと学ぶスピードは圧倒的に速くなる。でも現地に行かずとも、意識して、感覚的な学習を取り入れることができる。
実際にやってみよう
例えば今回学んだ中国語「甜」Tián
日本語では「甘い」という意味だけど、「甜=甘い」と覚えるのではなく、「甜」という単語を見た瞬間、「Tián」と声に出して言う瞬間に、例えばイチゴのショートケーキを食べる所を想像する。その場面の味覚を「甜」とつなげて覚える。そして実際にケーキを食べることがあれば、口に入れて「甘い」と感じる瞬間に「甜」と結びつける。
実際にやってみると、自分の中に、いつもと比べて、その単語が自然にスーッと定着するような不思議な感じがした。はじめは、慣れていないと難しく感じるかもしれない。でも続けていると習慣化されて自然とできるようになる。
あ、あと、もう1つ。これのメリットは、想像力が鍛えられることだと思う。
最後に
「え、そんなの、もう知ってるし、やってるよ」という人がいたら、ごめんなさい。自分にとって、新しい角度からの発見だったので、同じように、他の誰かの何かの気づきにでもなれば、と思って書いてみることにしました。
例えば、アメリカにおれば、まわりは英語を話す環境。特に意識せずとも自然に英語脳になり、感覚で英語を学べるでしょう。でも日本で英語を学ぶ場合など、意識して、この感覚学習を取り入れ、英語脳になる必要があると思うのです。
自分の場合でも、小学生の頃カナダにいたときは、感覚的に(いちいち日本語に訳さずに)英語を学んでいたはずなのに、今、中国語を学習しようとすると、単語帳に「甜」Tián → 「甘い」 とか書いてあると、何も考えずに、そのまま覚えようとしていた自分がいた。
この方法が自分に合うか合わないか、自分で試してみて決めてほしい。この前観た「セブン・イアーズ・イン・チベット」という映画の中で、アイススケートの靴を「肉を切るための道具だ」ってチベットの人が言っていたのを思い出す。極端な例だけど、自分の言語学習について、創造的になりたいと思った。一応のガイドラインはあっても、最後は、人の数だけ、ひと味違った言語学習法(教材の使い道)があっていいと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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