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マンガ・アニメの感想を書き殴っていくブログ

アニメやゲームの感想、趣味で書いたネット小説などを載せています。投稿した記事も折を見て更新していきますので、気が向いた時にでもご確認下さい。

6話感想追加『少女たちは荒野を目指す』全話まとめ(ネタバレあり・アニメ感想)

アニメ 2016年冬アニメ

 

 

 

 

○1話感想

 演劇の最中に起こったアクシデントを、アドリブでうまく誤魔化す。そういったベタな展開から、物語が始まりました。主人公・ブンタは、「原作あったし」という発言をしています。元々、文才があったようですね。
 有能なギャルゲーの主人公は、久しぶりに見た気がする。ブン太は、タカヒロ田中ロミオが制作に関わった作品なんだなぁ、と実感するキャラクター像です。
 交友関係が広く、地域社会に馴染んでるのもいい。余計な人間が出てこない作品もいいけど、偶にはこういう作品も見たい。
 僕はそこまで気にならなかったんですけど、ブンタを優秀に見せるための描写が鼻についた、という人もいるみたいです。

 

 他に良かった点は、ニヤリとしてしまう台詞回しや、親しみやすいキャラクター性です。
 「個室で…、プレイで…」とか「流石ね」とかの台詞を聞いていると、爆笑する程じゃないけど自然に笑いが漏れてきました。
 あと、後輩に「ビッチクイーン」がいる高校って、どんな学校だよと思わず突っ込んじゃったw ギャルゲーを作りたいとか言い出す女子高生も出てくるしさw それ以外にも、美人に呼び出されたら宗教の勧誘を疑うところなど、変な見所がいっぱいです。
 設定や話の筋に目新しいものは無いけど、細かいところでコツコツ評価を稼いでいくタイプの作品みたいですね。
 原作の体験版はプレイしておらず、アニメ1話を見た限りでの印象ですが。
 しかし、ゲーム原作のアニメなのに、「ゲームは時間が飛ぶだけ」発言はいいんだろうかw

 

 夕夏・アトムと主人公のジャレ合いも、見ていてほのぼのします。メインヒロンは、夕夏とテルハ、うぐいすに黒田さんらしいですね。それにしても変な名前が多い。

 

 黒田さんは、有りがちなヒロインと見せかけておいて、ガンガン変人アピールをしていきました。自分の事を面接官と真顔で言ったり、男子高校生をエロゲーショップに連れていったりして、黒○姫とは十分に差別化できたと思います。

 

「今これだけは言える。この世界は荒野よ」

 

 とても、不思議な人です。

 

 

○2話感想

 「購入後、職質に注意してね。公開処刑になるから」と言った黒田さんは、ゲタ箱にエロゲを放り込みブンタを公開処刑しようとしました。面白い人ですね。
 そして、目を見開き上を向きながら、エロゲについて嬉しそうに語り出す怖い人でもあります。

「勝たなければ意味がない」

 クリエイターを続けていくことの厳しさを伝えようとしているので、ゲーム制作についてシビアな考え方を持っているみたいですが、過去に何かあったのかな。お兄さんがゲームを作っていたらしいから、勤めていた会社が倒産したとか?

 そんな彼女のせいで、オタク色に染まっていくブンタ。
アキバをはしゃぎながら徘徊し、エロゲーにハマり布教し出す。1話でのパンピーっぷりが嘘みたいw
 しかし、ローマ時代に興味がでるエロゲーって何だよw 黒田兄は、一体どんなゲームを作ってたんだろう。
 エロゲーには興味が無く、どれも同じ絵柄に見えていた彼は、短期間の内に急成長(?)しました。今の彼にそれで良いのか? と聞いても、人生下り坂最高!! とか言いだしそうだw
 またブンタは、ストーキングが得意でもあります。女子トイレの入り口に張り付いて、聞き耳を立てるくらいはヘッチャラ。周りの目も気にしない。

「黒田さんって、人目全然気にしないんだね…」

 OP開けに言ったこの台詞、なんだったんですかねぇ。この時には、一般人代表みたいな顔をして黒田さんを責める感じだったのに。
 仲間集めをしている最中に、パンピーからオタクへレベルアップ(もしくはダウン)したという事か。短期間でそこまで成長したブンタは、オタクとして潜在能力が高い「オタクエリート」だったんだろうな。

 「っしょ~」という口癖のテルハは怖かった。腰に手を当てて「ホケキヨ」に迫っていましたが、あの態度は男でも怖いよ。

 ペンネーム・ホケキヨさんは、ピクシーランカー。「うぐいす」という面白い名前の面白い人。
「わたしの、ちょっぴり女子高生臭いロッカーに、謎レターが…」
 何を言っているのかw

 十年に一度の逸材、顔芸アトム君。手痛い振られ方をしたらしく、女叩きを始めました。うわぁw って感じ。

 今回で仲間集めがアッサリ終わりました。でも仲間は、美少女ゲームに興味がある人と無い人に分かれていますね。いろんな考え方を持ったキャラクターがいると、様々な展開が生まれて飽きずに視聴できそうです。

 導入部は終わりなのかな。これから本格的なゲーム制作に入ると思うのですが、高校生がどんなエロゲーを作るのか考えると、ちょっと不安になりますw

 

 

○3話感想

 

 合宿回です。

 集中力を高めてミーティングに臨むため、まずは時間を無駄にします。そして、一方通行のミーティングで時間を無駄にします。そして、カレーを作って食べると、ギスギスします。それで、Aパートは終了します。

 エロゲに、パートナーブランド制度なんてあるんですね。大手の支援を得るかわりに売り上げの一部を支払うのか。それなら、高校生でも何とかかりそう…なのかな?

 アトムとウグイスは、黒田さんの話を聞いて複雑な表情になっていました。黒田さんとテルハの対立以外にも、今後いろいろな問題が出てきそうです。
 先走ってる黒田さんは、美少女ゲーム業界で勝たなければいけない理由を、ハッキリと言えません。お兄さんが関係しているんだろうけど、何があったんだろうか。
 テルハは、ゲーム制作で一生飯を食っていく気持ちはないだろうから、楽しむべきと言い切る事が出来るんでしょう。それぞれ熱意が違うから、対立しちゃうんだろうな。
 そんなテルハは、黒田さんと衝突して一旦抜けますが、説得された後に腐れたので丸く収まりました。
 
 創作論を聞いて回るブンタ。そして創作とは、コスト・現実逃避・恋・絵が書きたくなる事・BLだと知ります。すなわち、六波羅美少女ゲームとなります。

 ブンタに気がある夕夏(本人無自覚)、黒田さんの過去に何があったのか、メンバーの制作に対する温度差など、気になる描写が沢山出てきました。それらを上回ったのが、駆け足で進行した事と作画の悪化に対する心配です。
 アクティブレイドもそうだけど、3話で息切れはちょっと不安になる。4話以降、大丈夫かな。

 

TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」OP主題歌「WASTELANDERS」

TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」OP主題歌「WASTELANDERS」

 

 

○4話感想

 

※女子高生の発言

 「へへへへへwww、出てくるw出てくるw、脳からお汁がw、おしるがぁあwww、ィヘェヘィゥフwwwwww」

 黒田さんが、発注を失念していた事を、「私とした事が」と言いつつ謝罪します。ですが、ブンタのスランプが発覚し逆ギレしました。
 ブンタは、初心者に有りがちな勘違いをしていた様で、黒田さんのアドバイス一つで覚醒します。

「ウォオオホホホホッ、ハハハッ、ウオオオホホッホ、オホホッ」
「イィヒヒッ、エヒヒィヒヒ、イェヒヒッ、エィヒヒヒィヒィッ」

 この様に文章を書く姿は、アバンで脳内麻薬決めてた人とソックリですね。
 彼は、普通に面白いという言葉が気に入らないようだけど、シナリオを書き始めてまだ日が浅いなら大健闘だと思う。
 それから、「強いて指摘するなら、キャラ立ちが足りない」と言われます。

 ブン太を心配して、トイレを覗き込む黒田さん。コワイ。そんな風にしてまで、キャラを立てなくてもいいのに。
 彼女は、ブンタと怪しいシナリオライター・ぶるぅたすを引き合わせます。ぶるぅたすは、ウグイスやブン太同様、脳内麻薬を垂れ流している人物。二人はスイッチが入った時だけですが、ぶるぅたすは常に垂れ流しているようで、意味不明な言動を繰り返します。

 その後ブン太達は、困難を精神論で乗り切りました。

「マスターアップ目指して、また二時間睡眠で頑張ります」

 何にも解決してなかったw

 

「少女たちは荒野を目指す」Vol.5<初回仕様版>【Blu-ray】

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○5話感想

 

 5話を見始めた時点では、「タイトルにある嵐とは、比喩なんだろうな」と思っていました。だがしかし、あんな事になるとは…。

 外注から背景とBGMが届いて、盛り上がる六波羅のメンバー。ブンタと夕夏のイチャつくシーンを挟み、仮組されたゲームで遊んでいると、勝手に内容を差し替えられていた事が判明。犯人は、やっぱりテルハ。本人は、善意でやってるんだろうけど、協調性が足りないんですよね~。


 唐突ですが、ブン太は技をかけられます。

──ウグイスは大雪山○ろしを覚えた!!──

「ちょっと良いですかぁ~!!」

 彼女の状況は、ちょっと良くないです。なんとウグイスの描いた絵までイジられていた事が判明。犯人は、もちろんテルハ。

「やってくれるって、言ったんだってばぁ~」

 しかもホームページの制作を放り投げており、問いつめられると開き直ります。結局、サークルを辞めてしまいました。共同作業が無理な人なんですね~。
 ゲーム制作の事はよく分からないけど、もしかして実体験なのかな、これ。

「より、大人になれる方に、折れてもらいたいという訳?」

 またまた、テルハを説得する事になり、黒田さんもそれを渋々承諾。しこりが残りました。今後も色々起こりそうだ。
 
そして、始まる漁。漁…。何の番組だw
 テルハの親父の第一印象は、渋いマスラオ。第二印象は、アホウな変人。

「タケル!! 龍牙刀だ!!」

 龍神○、うるせーよw

 時化になるなら船は出さないだろうとか、船のAIみたいなのは何なんだとか、ツッコミが追いつきません。船上での親子のやり取りを見ていると、テルハに協調性の無い理由が分かります。タケルが子育てすれば、ああなるわw お母さんも、さぞかし苦労したでしょうねw

 漁が終わった後に、イイシ~ンだなぁ感が出ます。ホントにイイシ~ンかなぁ?w その中でブンタは、ゲーム制作とインチキ臭い漁を比べ始めました。

「ゲームも同じなのかな~」

 違います。

 ブンタは、ギャルゲーシチュを(作為的に)作り上げて、大物・テルハを見事釣り上げました。でも、彼女を釣ると生臭くなるんです。
 無理矢理EDを流し始めるスタッフ。それに乗った黒田さんが、「流石ね」とアイコンタクトをして終了です。

 

TVアニメ「少女たちは荒野を目指す」 ED主題歌「世界は今日もあたらしい」

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○6話

 

 6話は、「これが、いわゆるサービス回というものね」というタイトル通りの内容でした。

 

 リア充と化してしまった(黒田さんを除く)女性陣達は、ウェイウェイ言いながら遊び回ります。
 海辺の日差しで頭がやられた黒田さんは、も○っちみたいになっていましたね。ブツブツ言いながら写真を撮る姿は、完全に変質者です。

 

「太陽光線は有害よ。日陰で仲良く生きていきましょう」
「さ、あなた達も丸まって」
「ホラ、法条君。足出てるわよ。もっと、こっち寄って」

 

 夏の浜辺で、神経質に日差しを避けながら数人で固まる。何の集団だw

 

 「二次元のキャラだって(海で)楽しんでる」と言われた黒田さんの目には、狂気の色が浮かんでいました。彼女が「キャッキャウフフね」と言った時の顔は、ちょっと怖かったですw
 挙げ句の果てには、気弱な女の子を追いかけ回して、こう言います。

 

「オカシイわね。全然、キャッキャウフフしなかったわ(真顔)」

 

 黒田さん、日射病か何かだったんじゃないか?w しかし、まだまだまだまだ黒田さんの奇行は続く。海水を滅茶苦茶に掛けられ、海草を滅茶苦茶にかぶり、スイカを普通に切るよう滅茶苦茶促しました。

 

「たね!! 飲み込んだわね!!」
「お腹の中で芽が出るわよ!!」

 

 早く、病院連れていって上げて…。

 


 屋内に入っても、熱は下がりません。机に乗り上げがって、男子高校生に「そのエロエロの妄想をっ」「いいのよ、エロイ事は。男の子なら当然だもの」とか言っちゃいます。
 正気を取り戻せ。黒田さん!!

 

 しかし、まだまだまだまだ(ry 湯当たりして、更に正気を失った黒田さんは、自分のが揉まれるまでイカれた寸劇を続けました。


 夜になり、空気の読めない奴がハシャギ出します。

 

「我が人生、二次元にささぐ~」
「…(全員が無視)」

 

 盛大にスベったアトム。何か言いながら走ってた時、きっと受けた時のシュミレーションをしていたんですよ。目一杯期待しながらね。でも、結果は…。
 コイツは、こういう奴ですよ。多分、これからも…、ずっと、こんな感じなんだ…。

 


 テルハが黒田さんが謝ったり、アトムがしみじみとブン太に語り掛けたりと、サービス以外にも色々な事がありました。特に夕夏がブン太を意識し出したのは、今後の展開を大きく左右しそうですね。

 

 でも、黒田さんの狂態が一番印象的だったかなw 完全にキャラぶっ壊しちゃいましたねw 今回は、ギャグ多めでした。