「さよならだけが人生さ」
な~んて言った詩人は 誰だっけ?
そんなことがふと 頭に浮かぶも
「寝言は寝て言え」的な現実が、そこにあった。
・・いよいよ、なのか?
思えばこの「ルビィ」(名づけ親は私)とは
一緒に津軽海峡を飛びこえ
太平洋も横断したという、文字どおりのマイバディだ。
ま。 海をこえるのは昔から数え切れずだけどさ。
コンビを組んで 7年かぁ・・。
長いっちゃ長いけど いややっぱ短いっしょ‼
去年の秋ごろからかな? ルビィの体調が思わしくなく
どうやら過労気味な様子だったみたい。
何かってーと 突然寝込んだり?
不意にコケて 何ごともなかったかのように起き上がった後、
放つコトバは 「予期せぬダウンから、立ち直りマシタ」
・・はあ?!
「合点がいかぬわバカ」とか思ったね。 (辛
ルビィの不調は 日に日に悪化の一途をたどるも
タチ悪いことに、入院させるほどじゃなかったんだよね。
しかもバディなワケだから そばにいてくれなきゃ困る。
そうして自然治癒を祈ってたんだけど、移ろいゆくのね。
年が明けると ルビィの病状はさらに進み
「えっ、まじスか このタイミングで」だろうが一切おかまいなし。 (酷
機嫌そこねりゃ ヨタるコケる気絶する。 2度ほど死んだふりされた。
余計な脂肪?はそぎ落とし なだめたりすかしたり・・。
指示やお願いも 風向き悪いと即、聞こえないフリする始末~。
「そういうの、勝手ナントカって言うんだよ」 ヒヤヒヤの毎日。
そんな折 まるで申し合わせたかのように
「次世代バディ新基準」が、ついに発表された。
「ああ、ついにか」 ・・哀しきルビィ。
だけど 相棒の存在は、必須だしな~~~。
したっけ私は涙を拭きつつ
新しいバディ候補たちと 各地でお見合いを重ねた。
そこで プロの仲人さんたちに相談してみたのだけど
彼らは 皆一様に口を揃えたんだ。
「お気の毒ですが」
「それはもう、いつ何時ポシャってもおかしくない状況ですね」
「ある日 突然来ましたよ、私は」
・・・・・・‼
お手上げだ。 困るよ困る。
1日2日は 拉致状態に陥るなんて・・マズすぎるっしょ。 (寒
だからそうなる前に 新しいバディを・・と思いつつ
決断できない‼
ここで私の最大の弱点「優柔不断」あらわる。
う~ん、どうしよ。
ルビィの名の由来は 燃えたつような赤いボディ。
戦友でもあったさ~。
だけど ビブロの「VISTA」じゃ、仕事に使うのは危険すぎる。
いそげよチャロヌイ~~~。