Updated: Tokyo  2016/02/15 19:57  |  New York  2016/02/15 05:57  |  London  2016/02/15 10:57
 

米最高裁めぐる民主、共和の対立先鋭化-保守派スカリア判事の死去で

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    (ブルームバーグ):米連邦最高裁のアントニン・スカリア判事の死去に伴う後任人事をめぐり、民主党と共和党の対立が深まっている。後任の指名には上院の承認が必要だが、多数を占める共和党の指導部は2016年の選挙後まで取り上げないと表明。これに対し民主党側は、オバマ大統領が指名する候補の承認投票を議会は行うべきだと訴えた。

大統領選で民主党候補指名の獲得を目指すヒラリー・クリントン前国務長官はツイッターで、オバマ大統領の任期は来年1月まで残っており「判事指名はオバマ氏の仕事だ。上院は承認採決の責任がある」とコメントした。

クリントン氏と民主党候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で、最高裁判事候補の採決を拒否するのは「理解に苦しむ」と述べ、「オバマ大統領に反対する共和党の議事進行妨害が信じられないほどの前例のない水準に強まっている証拠だ」と指摘した。

9人の判事で構成される最高裁は保守派5人に対しリベラル派4人だったが、保守的立場だったスカリア判事の死去で4対4となり、中絶や移民といった米国で最も議論を呼ぶ法律問題の一部に直ちに影響が及ぶ見通し。

スカリア判事は13日、テキサス州西部のリゾートで死亡しているのが見つかった。79歳だった。共和党のマコネル上院院内総務は「次期最高裁判事の人選については米国民が発言権を持つべきだ。従って新しい大統領が就任するまでは空席を埋めるべきではない」との声明を発表。一方、オバマ大統領は同日、ためらわずに後任を指名すると表明した。

原題:Democrats Push for Vote as Partisan Supreme Court Fight Grows(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Todd Shields tshields3@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jon Morgan jmorgan97@bloomberg.net Ben Brody

更新日時: 2016/02/15 10:18 JST

 
 
 
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