韓国政府 安保理の北朝鮮糾弾声明採択を歓迎

【ソウル聯合ニュース】国連安全保障理事会が北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を受けた緊急会合を開き、これを糾弾する報道声明を採択したことについて韓国外交部当局者は8日、歓迎する立場を示した。

 また、同当局者は「安保理が断固とした立場を表明したことで、今後強力かつ実効的な対北朝鮮制裁決議を採択するための協議に弾みがつくことを期待する」と強調した。

 安保理は7日(米東部時間)、北朝鮮のミサイル発射を受けた緊急会合で、北朝鮮のミサイル発射を強く非難し、核実験とミサイル発射に対する新たな安保理決議を迅速に採択することを盛り込んだ報道声明を採択した。

 安保理は先月6日に北朝鮮が4回目の核実験を強行した直後から北朝鮮に対する制裁決議に向けた協議に取りかかったものの、制裁レベルをめぐって韓米日などの国際社会と中国との間にできた立場の隔たりを埋められず1カ月以上、決議を採択できずにいる。

 これを受け、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は安保理での「強力かつ包括的」な対北朝鮮制裁決議採択に向け、9日から14日まで米ニューヨークの国連本部とミュンヘン安全保障会議が開かれるドイツを相次いで訪問し、各国への働きかけを強める計画だ。

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