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エスカレーター 立ち止まって乗って2月15日 18時38分
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エスカレーターに乗っている最中に転倒する事故を減らそうと千葉市は、エスカレーターでは歩いたり走ったりせず、立ち止まって乗るよう呼びかける取り組みを始めました。
この取り組みは、エスカレーターの安全な利用方法を知ってもらい、事故を減らそうと千葉市が始めました。15日は、千葉市中央区の「千葉都市モノレール」の駅で作業員がエスカレーターの乗り口に『歩かない走らない』と書かれた注意を呼びかけるシートを張りました。
市によりますとエスカレーターは、立ち止まって乗ることを前提に設計されていますが、急いでいて歩くなどしている人のために片側を空ける習慣が定着しています。千葉市内では、おととし、エスカレーターで転ぶなどして30人余りが救急搬送されたということです。千葉市はエスカレーターを利用する場合は歩いたり走ったりせず、黄色い線の内側に立ち、手すりにつかまって乗ることなどを呼びかけるポスターも作成して、市の施設などにある60台余りのエスカレーターの近くに貼ることにしています。
千葉市建築部の池田典夫部長は「小さなこどもを連れている人もいるので、ほかの人の安全にも配慮して正しくエスカレーターを利用してほしい」と話しています。
市によりますとエスカレーターは、立ち止まって乗ることを前提に設計されていますが、急いでいて歩くなどしている人のために片側を空ける習慣が定着しています。千葉市内では、おととし、エスカレーターで転ぶなどして30人余りが救急搬送されたということです。千葉市はエスカレーターを利用する場合は歩いたり走ったりせず、黄色い線の内側に立ち、手すりにつかまって乗ることなどを呼びかけるポスターも作成して、市の施設などにある60台余りのエスカレーターの近くに貼ることにしています。
千葉市建築部の池田典夫部長は「小さなこどもを連れている人もいるので、ほかの人の安全にも配慮して正しくエスカレーターを利用してほしい」と話しています。
都内だけで年間1000人以上けが
消費者庁などによりますと、エスカレーターの事故で救急搬送された人は、東京都内だけで平成23年に1196人、平成24年に1289人、平成25年に1380人、平成26年に1443人と、毎年1000人以上がけがをしているということです。
多くはエスカレーターで歩いている最中に起きていて、上りエスカレーターでバランスを崩して後ろに転倒し、転倒を止めようとした人も倒れたケースや、つえを使っている人がエスカレーターに乗っていたところ、後ろから上ってきた人に接触されてバランスを崩して転倒した事故などが報告されているということです。
多くはエスカレーターで歩いている最中に起きていて、上りエスカレーターでバランスを崩して後ろに転倒し、転倒を止めようとした人も倒れたケースや、つえを使っている人がエスカレーターに乗っていたところ、後ろから上ってきた人に接触されてバランスを崩して転倒した事故などが報告されているということです。
専門家「どちらか空けるマナー改めるべき」
エスカレーターに詳しい千葉県流山市にある江戸川大学の斗鬼正一教授は、エスカレーターの幅は法律で1.1メートル以下と定められ2人がすれ違うことを想定していないほか、階段のように歩くことも考えられていないため、段差が20センチ以上もあってつまづきやすいと指摘しています。そのうえで斗鬼教授は、利用中は歩かずに立ち止まることや、手すりにつかまること、さらにデパートや駅などで急いでいる人のために左右どちらかを空けることがマナーとなっているような現状を改めるべきだと訴えています。
斗鬼教授は「事故が多発している点を自覚して、正しい利用法を守ってほしい」と話しています。
斗鬼教授は「事故が多発している点を自覚して、正しい利用法を守ってほしい」と話しています。