【解説・あらすじ】ニューヨークのペントハウスを舞台に目が不自由な女性を襲う恐怖を描いたサスペンススリラー。アフガニスタンの戦場で失明してしまった報道写真家のサラが暮らすニューヨークのペントハウスに、教養はあるが残忍な性格のホランダーと、拷問を得意とするチャドという2人の犯罪者が押し掛ける。2人はペントハウスに隠されているという盗まれた財宝を探しており、財宝を盗んだサラの恋人を血祭にあげる。サラは2人の男を相手に、盲目の女性ならではの発想で反撃を開始するが……。主人公サラに「M:i:III」「ミッション:8ミニッツ」のミシェル・モナハン。サラと対峙するホランダーに「バットマン」のマイケル・キートン、チャドにドラマ「リベンジ」のバリー・スローン。(映画.comより)
製作年:2013年
製作国:アメリカ
監督:ジョセフ・ルーベン
主なキャスト:ミシェル・モナハン、マイケル・キートン、バリー・スローン、アンドリュー・ウォーカー、トレバー・ヘイズ、フィリップ・ジャレット、ティーオ・ホルン
【感想】
面白そうな話だったのに、あまりにも突っ込みどころが多すぎて、途中から何だかしらけてしまいました・・・。
盲目の女性の家に強盗が押し入るサスペンスなので、ある程度予定調和な部分があるのは仕方ないにしても、さすがに無理がありすぎた。
まあ自分が盲目になってみないと何がリアルなのかなんて実際のところは分からないですが、でもどう考えても主人公の女性サラは見えてるとしか思えない行動を取るので、ところどころ失笑せざるを得ませんでしたよ。
戦場カメラマンだったサラが失明した理由や、サラがどんな女性だったのか、その辺りのキャラクター像はまずまず説得力があったと思うし、金持ちな彼氏の秘密や強盗が押し入った理由も悪くはなかったと思うので、もう少し脚本がしっかりしていれば・・・ホント勿体無かったです。
そもそも盲目なんですから、感覚が研ぎ澄まされた盲目女性の方に利がある状況で展開していくなら、まだ説得力もあった気はするのですが、これだと見えてるとしか思えずで・・・(苦笑)
元々仲が悪い悪党2人を仲違いさせようとする作戦はそこそこ見応えがありましたが、子分の方のバカっぷりはいくらなんでもねぇ。
マイケル・キートンの方はヌメっとしたような雰囲気を醸し出していて、まずまず悪くはなかったと思いましたが。
しかし返す返すも盲目設定が酷かった、見えてるような行動を取ったかと思えば、血の匂いに気付かなかったり、普通は感覚が研ぎ澄まされているはずなのに、何かおかしかったですよね。
サラの妹夫婦も話を盛り上げそうで、あれだけ?
無駄にドキドキさせといて、それはないよ~(苦笑)
話が話なんで、それなりのドキドキ感は味わえましたが、大雑把な演出のせいで、今ひとつ入り込めずなまま終わってしまいました。
ラストは嫌いじゃなかったですけどね、サラはもしかして?
まあミシェル・モナハンは好きな女優なんですけど、こう言う映画はもう少し若手が演じた方が良かったかも。
評価2.0(5点満点中)
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