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2015年12月02日 11時00分
こんにちは、「まだ東京で消耗してるの?」というブログを運営している、プロブロガーのイケダハヤトです。
『年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)』『旗を立てて生きる──「ハチロク世代」の働き方マニュフェスト (就職しないで生きるには21)』『新世代努力論 「恵まれた世代」は判ってない。これがぼくらの価値観だ。』などの本も出しています。
ブログの名前の通り、ぼくは東京に住み、東京で働くことをやめました。あんなところは、人間が住む場所じゃございません。消耗しすぎて、仕事になりません。
今は人里離れた高知県の限界集落に住み、のんびりメディアビジネスに取り組んでいます。限界集落でもちゃんとお金は稼げまして、2015年の年商は約2,000万円に収まりそうです。自動車メーカーのサラリーマンより高給取りだと思います。ど田舎に住んでますが。まぁ、今はそういう時代なんですよ。
ほら、「若者のクルマ離れ」ってありますよね。
あれ、簡単に解決できるんです。
自動車産業に関わる方々、わかりますか? ぼくは答えを見つけちゃいました。
簡単なんですよ。若者に、地方移住してもらえばいいんです。
かくいうわが家は、東京時代に「クルマなんか持つわけねーよ!」と思っていましたし、ブログにもそう書いていました。が、高知に越してきて、なんと2台もクルマを手に入れてしまいました。美しい前言撤回。
1台はブログ読者の方から譲っていただいた中古の「ホンダ・フィット」、もう1台は新車で買った「三菱・アウトランダーPHEV」です。
430万円くらいかかったので、人生で一番大きな買い物です。いやー、まさか自分がこんな買い物をしてしまうとは……。東京時代は想像すらしていませんでした。
言わずもがな、多くの地方では、クルマは「必需品」です。
そりゃあ、買いますよ。買わないと生活できませんもの。当然です。ぼくが住んでいるあたりは公共交通機関も通ってないので、クルマがないと文字通り、家から出られません。
高知市のような「コンパクトシティ」ならクルマは不要ですが、とはいえ、地方都市でもクルマは持っておくと便利です。実際、高知市ではほとんどの大人がクルマを所有していました。「クルマ離れ」なんてどこの国の話? という感じ。
ご存知の通り、最近は「移住」に関心を持つ若者が増えています。特に都心の子育て世帯は、顕著に地方を見ていると感じます。東京で子育てするのはもう無理ゲーですからねぇ……。今はいい風が吹いてますよ。
ぼくが自動車メーカーのマーケティング担当者なら、「移住を考えている都心のファミリー世帯」を応援するキャンペーンを実施するでしょうね。移住が実現したら、クルマはちゃんと売れますよ。
移住の悩みの最たるものは「仕事」。ぼくのところには「移住したいけど仕事がないから東京を脱出できない」という相談が数多く舞い込みます。これ、自動車メーカーなら解決できるんじゃないでしょうか?
どうするか。移住促進企画として、自社の地方拠点の仕事を紹介してあげればいいのです。
たとえば、「高知に移住したければ、高知にある当社の販売拠点の仕事を紹介できます。ぜひ、面接を受けてみてください」と移住希望者に呼びかければ、採用と販売の問題が同時に解決。いいアイデアだと思いません?
新車販売を加速させたければ、「移住おめでとう割引」なんかもいいかもしれません。単純な割引にとどまらず、現地の販売店や工場などで「移住者歓迎パーティ」を開いてもいいでしょう。都市から地方に来た人はえてして「友だちがいない状態」なので、コミュニティを用意すれば喜んでもらえます。
ややゲスい話ですが、自治体ともうまく連携できるでしょう。現場レベルの肌感覚として、「地方創生」関連の予算が、やや行き場を失っている感じがあります。移住促進企画を自動車メーカーとして打ち出していくというのは、大いにありだと思いますよ。
都心の若者がクルマを買うわけないんです。それをまず認めましょう。無駄な努力にしかなりません。だって、ニーズがありませんから。
違うんですよ。ニーズを自然に感じてもらえる場所に、移動してもらえばいいんです。今は若者が自ら、移動したがっている時代です。ぼくがいい例です。クルマを2台手に入れた上に、今は軽トラ、キャンピングカーまで物色中ですから。自動運転車が出たら確実に買いますね。
というわけで、自動車メーカーのみなさま、移住促進&販売促進企画のご相談はイケダハヤトまでお気軽にどうぞ。移住を盛り上げれば、若者は、またクルマに戻っていくのです。
(イケダハヤト)
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企画・編集=ノオト
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