それは、これを購入するために一悶着も二悶着もあったからである。 では、何故、たかが指定券を購入するのに揉めなければならなかったか。 そう。詳しい方ならもうおわかりだろうが、この列車の1号車は、「レディースゴロンとシート」なる女性専用車なのである。 いくら「女性専用」と銘打ったところで、公共交通機関である以上、属性を理由に乗車を拒否することなどできない。当たり前である。 念のために、以前、JR東日本のお客様センターなどに問い合わせ、確認したことがあるが、やはり、指定券を男性に売らないわけではないとの回答をもらっている。 しかし我々は、本当に男性でも購入・乗車できるのかどうか、一度検証する必要がある。というわけで、これを実行してみることにした。 同志数人とともに、いざ「みどりの窓口」へ。 最初、マルスに1号車が出ない様子。この関係に詳しい同志によれば、1号車だけ別列車扱いになっているとのこと。彼がそれを窓口の係員に指摘し、やっとその係員もわかった様子。 しかし、そう。ここからである。 係員:「ここはレディースゴロンとですね…」 同志:「いや、だけど買えるでしょ?」 係員:「いえ、女性専用ですから、お売りできません…」 N:「あの、我々別に男性とは一言も言ってませんが? それに、あなた方に勝手に我々の属性を判断する権利などないはずですよ。しかも公共交通機関である以上、属性による乗車拒否などできないでしょ!」 というわけで、このあと20分近く押し問答である。 別の同志が並んだ窓口の係員など、押し問答の末、 「お売りするにはしますが、ご乗車はできません…」 とかおほざきになる始末。 よもや我々がここまでの行動に出るとは、JR側も予想していなかったのだろう。我々の「理詰め攻撃」に、窓口の係員らも結局何も答えられず、タジタジである。 結局、1号車の指定券を我々に売らざるを得ない状況に。 警備員、助役、それに結局警官十数人まで駆け付けてきたので、我々はまた最初から事情を話すことに。 いかにこれまで、「女性専用車」による男性差別が見過ごされてきたかがわかろうというものだ。 というわけで、後日、我々は実際に乗車することになっている。 まさかとは思うが、当日になって、現場の乗務員などが、我々に対して、属性を理由に乗車拒否などしてきた場合は、我々は当然それなりの「然るべき処置」をとっていく所存である。 |
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