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ジカ熱の水際対策強化 成田空港検疫所
2月15日 12時44分

ジカ熱の水際対策強化 成田空港検疫所
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中南米を中心に感染が広がっている「ジカ熱」について、国が海外からの侵入を防ぐ対象となる感染症と位置づけたことを受けて、成田空港の検疫所は水際での対策を15日から強化しました。
蚊が媒介し発熱などの症状が現れる「ジカ熱」は中南米を中心に感染が広がっていて、ブラジルでは脳の発達に遅れがみられる小頭症の新生児が増えていることから、妊娠中の感染との関連が指摘されています。
成田空港の検疫所は、このジカ熱が国の「検疫法」で海外からの侵入を防ぐ対象となる「検疫感染症」に指定されたことを受け、15日から水際での対策を強化しました。具体的には、人の体温を映像を通じて調べる機器で入国する人が発熱しているのが分かった場合や、乗客から体調不良などの自己申告があった場合に、健康相談室でジカ熱にかかっていないかどうか医師による診察や検査を行うことにしています。そのうえで、ジカ熱のウイルスが見つかった場合は保健所や本人に連絡することにしています。
成田空港検疫所の高梨善雄空港検疫管理官は「帰国したときに体調不良を感じることがあれば検疫所に申し出てほしい。ジカ熱は蚊に刺されないようにすることが最も重要で、渡航時には長袖やズボンの着用、虫よけスプレーの使用など対策を取り妊婦の方は特に注意してほしい」と話していました。

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