「李市長は実兄を病院の精神科に強制入院させた」「兄嫁に口にできないような汚い言葉を発した音声ファイルが存在する」などの話もSNSを通じて広まっている。李市長のツイッターには1日、「市長、市長の兄嫁に当たる方が市長の兄を精神病院に強制入院させたと言っていますが、治療はまだしていますか?」という質問が書き込まれた。これに対して李市長は「妄想を伴う躁うつ病で、特に選挙が近いと躁状態がひどくなる傾向があって、再発したのです」と答えた。李市長は「兄(会計士のイ・ジェソン氏)は母に暴力を振るい、殺すと脅迫した。兄嫁と組んで音声ファイルをねつ造・流布した」と主張している。李市長は、自身に対する陰謀と攻撃には刑事告発と民事訴訟で対抗するとの考えを公にした。
李市長がSNSで私的な話をそのまま掲載することに対し、批判も少なくない。城南市100万人の市政を担う公人であるのにもかかわらず、政治評論家を本業としているかのように行動するのは問題だという指摘だ。あるネットユーザーは「100万市民の市長なら、合理的・理性的な批判に耳を傾け、受け入れるべきだ。李在明、あなたの考えや政策に反対する人々も城南市民なのだ」と書き込んだ。