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「三宝会」が新病院 18年4月、住吉市民病院跡

2015年9月4日

 大阪市は3日、2018年3月に閉院する市立住吉市民病院(住之江区)の跡地に誘致する民間医療機関に、南港病院(同区)を運営する医療法人「三宝会」を選定したと発表した。同年4月に209床を有する新病院を開院する予定。

 住吉市民病院をめぐっては、約2キロ離れた府立急性期・総合医療センター(住吉区)と機能統合し、「府市共同住吉母子医療センター」(仮称)を開院する方針を12年に府市統合本部が決定。その際、市は地元の声を受けて跡地に民間病院を誘致するとしたが、2度の公募でも決まっていなかった。

 新病院では、小児科の病床数は10床、常勤医3人、産科は病床数14床、常勤医3人を確保し、取り扱い分娩(ぶんべん)数は年間600〜700件を目標としている。