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大型バスの車体 強度高める対策検討へ
2月15日 11時36分

大型バスの車体 強度高める対策検討へ
乗客乗員15人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、衝突の衝撃で車体が激しく壊れ、車内空間が極めて狭くなったことが深刻な被害につながった可能性があるとして、国土交通省は新たに車体強度の安全基準を設けるなど、大型バスの強度を高める対策を検討することになりました。
先月15日、長野県軽井沢町で大学生を乗せたスキーツアーのバスが道路下に転落し、15人が死亡した事故で、バスは事故直前に制限速度のおよそ2倍の時速96キロで走行して転落したことが分かっています。
NHKが入手した車内の写真では、立ち木と衝突した衝撃でバスの天井が「く」の字型に大きくへこみ、座席が押しつぶされて床に倒れるなど車内空間が極めて狭くなっていたことが分かります。また、運転席は計器類やハンドルなどが大きく壊れているほか、座席右側の窓ガラスや車体のフレームはめちゃくちゃに壊れ、一部がえぐられるようになくなっています。
国土交通省によりますと、メーカー各社は自主的に国際的な車体強度の基準に適合させていますが、国内では大型バスの車体強度について法的な基準は設けられていません。国土交通省は、窓枠を大きく取り車体の軽量化を図る大型バス特有の車体構造が深刻な被害につながった可能性があるとして、新たに車体強度の安全基準を設けるなど、車体の強度を高める対策を検討することになりました。
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