少し前の話になりますが、
自分が勤めている会社で、新年最初の社長の挨拶にて話されたトピックが、「木村さんの奇跡のリンゴ」について
社長は終始、話の中では「あきらめない素晴らしさ」「初心を思い出してやり抜くことの大切さ」を話されていたのですが、自分がこの話で考えさせられたポイントは別のところにありました。
子供が生まれる前から、特に自分の妻が食に対する安全意識が高く、普段から気にしていたことや、友人にオーガニック野菜を扱う会社に勤めてる人がいたり、有機農家さんとのつながりもあってこの手の話は良く聞いていました。
奇跡のリンゴが腐らない理由とは?リンゴ自体が農薬に似た成分を作り出す⁉
以前、オーガニック野菜を扱う会社に勤めてる友人が以前話していてのが、「無農薬栽培を続けると野菜自体が強い成分を自ら創り出すことができるようになり虫がつかなくなる」という話。
その強い成分は、その野菜が自らを環境に適応させるために進化していったもので、虫にとっては「有害」な成分だそうです。
もし、「子供がアレルギー持ちだから無農薬!」と考える親御さんが居たら、
ちょっと待って。
安易に結びつけるのは、ちょっと待ったほうがいいかもしれません。
こちらのサイト「FOOCOM.NET」(科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体)では、対談形式で木村農法による奇跡のリンゴの話がされています。
(※この対談の中に出てくる久松さんの農園には妻は何度も遊びに行っています、自分は何度も誘われましたが仕事で行けず。前述の有機野菜を扱う会社で働いている友人が久松農園さんと僕たちを繋げてくれました)
ちょっと待って。
安易に結びつけるのは、ちょっと待ったほうがいいかもしれません。
こちらのサイト「FOOCOM.NET」(科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体)では、対談形式で木村農法による奇跡のリンゴの話がされています。
(※この対談の中に出てくる久松さんの農園には妻は何度も遊びに行っています、自分は何度も誘われましたが仕事で行けず。前述の有機野菜を扱う会社で働いている友人が久松農園さんと僕たちを繋げてくれました)
<一部抜粋>
無農薬栽培によってリンゴ自身が害虫・病害に対する危機を感じて、農薬と同じような成分を自ら作って身を守ろうとし、それが、人のアレルギーの原因となる 場合もあることなど、研究でわかってきています。そのような化学変化が、「奇跡のリンゴは腐らない」という現象になっているのかもしれない。防腐剤に相当 する成分が含有されているから腐らないだけなのに、それがなにか、生命力が強い、素晴らしいというイメージとなって振りまかれる。農薬を使ったリンゴより も安全だという保証はないのに「安全」と説明して高く売る。そして、購入する側も安全と思い込み、喜んで高値で買う。売りたい側にとっては好都合ですが、 消費者にはメリットがないでしょう
こちらでも書かれているように、タダでさえ虫や病気に弱いリンゴが、無農薬でも実るのはリンゴ自体が環境に適応する為に自ら強い成分を出すように変化した為だそうです。
もし、果物アレルギーがある方がこの奇跡のリンゴを食べると、普通のリンゴよりもアレルギーが強く出る可能性があると科学的にもわかってきたようです。
決して「奇跡のリンゴには毒がある」、と言ってるわけではないので誤解しないでくださいね。果物アレルギーを持ってる方には強すぎる、と言うことです。
一方で、ちょっとの残留農薬でも影響が出てしまうような化学物質過敏症の方には、少しでも農薬がないものを選ぶのは当然良いことなので、そこは間違えないようにしたいところです。
決して「奇跡のリンゴには毒がある」、と言ってるわけではないので誤解しないでくださいね。果物アレルギーを持ってる方には強すぎる、と言うことです。
一方で、ちょっとの残留農薬でも影響が出てしまうような化学物質過敏症の方には、少しでも農薬がないものを選ぶのは当然良いことなので、そこは間違えないようにしたいところです。
「農薬=悪」ではない!いろいろな側面から見てみよう
無農薬栽培自体は悪いことではないと思いますが、その結果もたらされるこういった側面も実はあるんだよ、というのは美談だけではなく知っておいてもいいのかなと思います。
食の安全は、誰もが気になるところではあります。
自分も有機野菜をよく食べますし、スーパーでもなるべく国内産の物を選んでいます。(国産と国内産も厳密には違うって言うのも知らない人が多いみたい)
でも、自分は「農薬=悪」ではないと思っています。
現在では農薬の質も改善され、農薬=毒といったイメージははるか昔の物となりました。
依然農薬に対して過剰に悪い印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、安易に「無農薬=健康」というものでもないよ、というのは知っておくといいのかなと思います。
自分がいつも危惧しているのが、「「農薬=悪」のようなイメージのみを妄信し、善意で良かれと思ってある側面からのみの情報を発信することは、実は隠れている別の情報(継続的な無農薬栽培で作物が自分で農薬に似た成分を作り出すことがある等)を見えにくくしてしまう」ということです。
そのことによって、本当に自分のお子さんのアレルギーのことなどを気にされている親御さんに、正確な情報が届きにくくなってしまっているのではないか。
そのことによって、本当に自分のお子さんのアレルギーのことなどを気にされている親御さんに、正確な情報が届きにくくなってしまっているのではないか。
そうなってしまっては、本当にもったいないことだと思います。
まとめ
今回は奇跡のリンゴを例に取り上げましたが、病害虫に弱いリンゴを無農薬で作り上げると「自らを守る為に農薬に似た成分を自ら作り出す」という結果になり、それは奇跡が起きたから腐らないのではないということ。
そして、安全性の観点から見ると、普通のリンゴに比べ、奇跡のリンゴには果物アレルギーを持っている人は食べない方がいいほど強い成分があるということ。
そして、安全性の観点から見ると、普通のリンゴに比べ、奇跡のリンゴには果物アレルギーを持っている人は食べない方がいいほど強い成分があるということ。
自分も息子が生まれ、これからその息子の体内に入り体を作り上げていく食材にはより一層、気を付けていきたいと思っています。
でも、それは「食の安全に対して過敏になる」のではなく、「数多くある情報をしっかりと見極めて選択できるように考えていきたい」と思っています。
自分なりの、少々、あまのじゃく的な観点での意見になりますが、少しでも参考になればいいなと思っています。
でも、それは「食の安全に対して過敏になる」のではなく、「数多くある情報をしっかりと見極めて選択できるように考えていきたい」と思っています。
自分なりの、少々、あまのじゃく的な観点での意見になりますが、少しでも参考になればいいなと思っています。