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 瀬戸内海の景勝地「鞆(とも)の浦」(広島県福山市)の埋め立てと架橋建設計画に対し、地元住民らが埋め立て免許を県と福山市へ交付しないよう県知事に求めた訴訟の進行協議が15日、広島高裁(野々上友之裁判長)で開かれた。県側は免許申請を取り下げる方針を住民側に伝えた。1983年に策定され、「景観保護」と「利便性」をめぐる論争が巻き起こった計画にピリオドが打たれる。(雨宮徹)