橋下維新にメール公開された藤井教授 「やり方に恐怖覚える」
藤井氏はこう言う。
「大阪維新は今年2月にも在阪各局に私の出演を自粛するよう要請しましたが、今回のやり方には恐怖を覚えます。彼らはどうやってメールを手に入れたのか? 窃盗を含む違法行為はなかったのか? 現状では全メールをチェックされている可能性は排除できない。私とやりとりする仲間たちにも恐怖心は伝播しています。それに、私的メールの公開は憲法21条(通信の秘密)に反し、プライバシー侵害です」
■「極めて違法性高い」と弁護士
篠原一廣弁護士(篠原総合法律事務所)もこう指摘する。
「メールは手紙同様に私信とみなされ、本人の承諾を得ずに公開されたケースでプライバシー権侵害を認めた判例もある。大阪維新の行動は極めて違法性が高いと言えるでしょう」
そもそも、BPO申立書の内容も悪質だ。番組構成うんぬんは建前で、藤井氏の言動非難に終始。つまるところ個人攻撃で、藤井氏をメディアから葬り去りたいという思惑がミエミエなのだ。