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 大阪府と大阪市、堺市の首長と議員でつくる「大阪戦略調整会議」(大阪会議)をめぐり、大阪維新の会と他会派が28日、再び衝突した。本会議前の事前整理の段階で、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が結論を出す時期を決めるよう求め、他会派が反発。本会議は開かれ、成立したものの、議長権限や運営ルールの確認で終わり、議題の提案まで進めなかった。

 維新以外の首長や会派と事務局間では、事前の準備会議で会長の権限や本会議で提案する議題の有無などを確認し、本会議で議題提案まで進む段取りだった。

 だが、橋下氏は準備会議で「議題について、いつまでに結論を出すのかまでここで決めるべきだ」と要求。自民党の花谷充愉(みつよし)府議団幹事長は「なぜ議題提案を嫌がるのか。大阪会議をつぶそうとしているとしか思えない」と反論した。

 さらに橋下氏は本会議の休憩中の代表者会議でも「10月9日までに一定の結論を」と訴えた。

 橋下氏は記者団に、自らの要求について「提案だけなら大阪会議が進んでいるというアリバイに使われるから」と説明。本会議が円滑に終了した形に収まるのを嫌ったと見られる。

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