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シリア情勢めぐり 米ロ首脳が電話会談
2月15日 6時07分

シリア情勢めぐり 米ロ首脳が電話会談
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アメリカのオバマ大統領はロシアのプーチン大統領と電話で会談し、内戦が続くシリアでの戦闘停止の実現に向けて、穏健な反政府勢力を狙った空爆をやめ、建設的な役割を果たすよう求めました。
内戦が続くシリア情勢を巡って、アメリカやロシアなどの関係国は、先週、戦闘で包囲された地域を対象に食料や医薬品などの人道支援を始めるとともに、過激派組織IS=イスラミックステートなどへの攻撃を除いて早期に戦闘停止を実現することを目指す方針で合意しました。
これを受けて、アメリカのオバマ大統領はロシアのプーチン大統領と電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、この中でオバマ大統領は「ロシアがシリアで穏健な反政府勢力を狙った空爆をやめ、直ちに建設的な役割を果たすことが重要だ」と強調したということです。
ロシア大統領府によりますと、これに対し、プーチン大統領は、お互い結束してテロリストに対抗する必要があると伝えるにとどまり、双方の立場の違いは埋まらなかったものとみられます。
また、電話会談で、オバマ大統領はウクライナ東部の情勢を巡り、ウクライナ政府軍と親ロシア派の停戦合意の発効から1年となるものの衝突が続いていることを踏まえ、停戦合意を完全に履行するようプーチン大統領に求めたということです。

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