(2016年2月3日)
藤井一良、スーパーマン
一つの肉体を持ち、
二つの出生地(山口県防府市と厦門で生まれ)、二つの名前(藤井一良と呉思国)、二つの妻を持ち(日本妻藤井文と中国妻子有)、
三つの父親(三人の呉也凡)と、三つのバイオ会社を持ち、
四つの架空請求を行ない、
五つでスパイの英才教育を受け、
七つのアルファアイティーシステム株式会社(米、日、在日米法人、南昌、浮牟具、北京、香港)を経営し、
十一歳で北京で会社を立ち上げた男藤井一良。(裁判で資本金は全部自分で稼いだと供述)
普通の日本人でも二人の妻を持つ男は要るかもしれないけど、さすがに二つの出生地を登記するなんて、天才としか言いようがない。
「ニイハオ、鬼子!」
中国から電話がかかってきた。
鬼子とは、日本軍人がどれだけ酷いかを表す言葉だ。
仕事中の私が鬼のように厳しい女だということをマイケルが揶揄して、「この人は怖い深田鬼子です」と中国人に紹介するので、「鬼子さん」と呼ばれるようになってしまった。
「鬼子、呉也凡の写真を今から送ります」
なんと、藤井の父親の写真が見つかったのだ。
「真的!謝謝!(ホント、ありがと~)」
そう言って電話を切ると、写真が届いていた。
中国人はイイヤツが多い。(日本人的な良い人ではないので注意。付き合い方を間違うと騙されます)
自分の経験からして、中国人と揉めたのは藤井一良だけだ。普通の中国人は議論したり、突っ込んだり、引っ込んだりすると妥協案でサッサと着地する傾向にあるので付き合いやすいのだが藤井は何かが違う。
呉也凡、1953年生まれ。
確かに藤井の父親と同じ生まれ年だ。
しかし、顔は全く似ていない。藤井は切れ長の奥二重で髪は天然パーマでもじゃもじゃだ。
也凡陶磁美術館という美術館が日本にあるらしく、そこの館長は藤井一良博士というらしい。私の知っている限り藤井は学部卒だ。もう一人博士号の藤井がいるのか、学歴詐称かどちらかだ。
そして、日本アルファ財団がその美術館を運営している。
検索したがヒットしない。
検索しても出てこない美術館なんてあるのか?
一枚捲ればまた一枚謎が出てくる。
今度は、日本アルファ財団を探すか。
TO BE CONTINUED