最近はテレビのニュース番組などで犯罪や事件が報じられる際、その手口やプロセスが非常に詳しく紹介され、その影響で類似の犯罪行為が多発し、社会に不安をもたらしているのではないかと感じる。ニュース番組も各局の間で視聴率争いが激しいらしいが、犯罪や事件を報じるニュース番組を幼い子供たちと見ていると、時に非常に恐ろしく感じることさえある。
とりわけ子供が親を殺害する事件や、保険金目当ての犯罪など特にそうだ。これらのニュースが報じられると、われわれの隣人がいかに危険で、また韓国社会がいかに不安定な状況にあるか実感せざるを得ない。そのため残酷な犯罪の手口やそのプロセスを詳しく報じる必要が本当にあるのか、各放送局には一度再考を願いたい。放送局がこれを自制するのが難しいのであれば、放送通信委員会がニュース報道のマニュアルや基準などを決め、適正なラインを超えないようにしてほしい。