トップページ社会ニュース一覧バスは一度も速度落とさず加速し続けていたか
ニュース詳細

バスは一度も速度落とさず加速し続けていたか
2月15日 6時10分

15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーのバス事故から15日で1か月になります。バスは時速96キロに達して転落するまで、下り坂で一度もスピードを落とさずに加速し続けていたとみられることが、警察への取材で分かりました。警察は、運転手がギヤを低速にするなどの適切な操作をしなかったことが事故につながったとみて、さらに分析することにしています。
先月15日、長野県軽井沢町の碓氷バイパスで、スキーツアーのバスがセンターラインを越えて道路下に転落し、乗客の大学生13人と乗員2人の合わせて15人が死亡、残る乗客26人全員が重軽傷を負いました。
警察が運行記録計の解析を進めた結果、バスのスピードは、転落直前、制限速度のおよそ2倍の時速96キロに達していたということです。さらに運行記録計を詳しく調べたところ、バスは事故現場のおよそ1キロ手前で下り坂が始まってから転落するまで一度もスピードを落とさずに加速し続けていたとみられることが、警察への取材で分かりました。
警察は、運転手がギヤを低速にするなどの適切な操作をしなかったために加速しすぎて制御を失ったとみて、さらに分析を進めることにしています。

関連ニュース

このページの先頭へ