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フィリピン大統領選 きょうから選挙運動開始2月9日 4時00分
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ことし5月に投票が行われるフィリピンの大統領選挙は、9日から選挙運動が始まります。有力な候補者が失格とされ、処分の取り消しを求める裁判を起こす事態となるなど、選挙戦の行方は混とんとしています。
フィリピンでは、現職のアキノ大統領の任期満了に伴って、大統領選挙の投票がことし5月に行われ、9日から、各候補者による選挙運動が始まります。
選挙には、アキノ大統領の後継で前の内務・自治相のマヌエル・ロハス氏(58)と、野党出身で現職の副大統領のジェジョマル・ビナイ氏(73)、それに、無所属で上院議員のグレース・ポー氏(47)らが立候補しています。
このうち、ポー氏については、去年の年末に、国内での居住期間など憲法で定められた立候補に必要な条件を満たしていないとして選挙管理委員会から失格とされ、処分の取り消しを求める訴えを裁判所に起こす異例の事態となっています。ポー氏は、クリーンなイメージから最新の世論調査でも支持率でトップに立っていて、裁判所の判断が示されるまで処分が差し止められているため選挙運動を行うことができますが、裁判で失格が確定した場合は選挙戦に大きな影響が出ることになります。
選挙戦の行方が混とんとするなか、ポー氏を含めた各候補者は、9日、それぞれの地元などで決起集会を開き、3か月に及ぶ戦いのスタートを切ることにしています。
選挙には、アキノ大統領の後継で前の内務・自治相のマヌエル・ロハス氏(58)と、野党出身で現職の副大統領のジェジョマル・ビナイ氏(73)、それに、無所属で上院議員のグレース・ポー氏(47)らが立候補しています。
このうち、ポー氏については、去年の年末に、国内での居住期間など憲法で定められた立候補に必要な条件を満たしていないとして選挙管理委員会から失格とされ、処分の取り消しを求める訴えを裁判所に起こす異例の事態となっています。ポー氏は、クリーンなイメージから最新の世論調査でも支持率でトップに立っていて、裁判所の判断が示されるまで処分が差し止められているため選挙運動を行うことができますが、裁判で失格が確定した場合は選挙戦に大きな影響が出ることになります。
選挙戦の行方が混とんとするなか、ポー氏を含めた各候補者は、9日、それぞれの地元などで決起集会を開き、3か月に及ぶ戦いのスタートを切ることにしています。