北朝鮮・国家宇宙開発局「衛星の軌道進入に完全成功」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の国家宇宙開発局は7日、地球観測衛星「光明星4号」の軌道進入に完全に成功したと発表した。

 朝鮮中央テレビは同日午後0時半(日本時間)に「国家宇宙開発局報道」を発表し、運搬ロケットが同午前9時半(同)に平安北道鉄山郡の西海衛星発射場で打ち上げられ、同9時39分に光明星4号を軌道に正確に進入させたと伝えた。

 また、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示で同衛星が打ち上げられたと強調した。衛星には地球観測に必要な測定機材や通信機材が搭載されているという。

 国家宇宙開発局の発表文によると、北朝鮮は今回打ち上げた運搬ロケットを「光明星号」、地球観測衛星を「光明星4号」と命名した。このため、9日後に迫った故金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日「光明星節」(2月16日)を記念することもミサイル発射の目的の一つではないかとの見方が出ている。

 国際社会は今回の北朝鮮の「衛星打ち上げ」について、事実上の長距離弾道ミサイルの発射と受け止めている。

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