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 「青ガエル」の愛称で親しまれた元東急電鉄5000系車両が14日夜、熊本電鉄(熊本市)で国内最後の営業運転を迎えた。「ラストラン」に、全国から集まったファンらが思いおもいに青ガエルとの別れを惜しみ、感謝の言葉を口にした。

 午後9時すぎ、最後の便となる青ガエルが北熊本駅のホームに到着すると、大勢のファンらがカメラを構えてシャッターを切った。その後、熊本電鉄の職員から青ガエルの運転士に花束が贈られた。

 車内には、所狭しとファンのメッセージカードが飾られた。「鉄道を好きになったきっかけは青ガエルでした」「トンネルから出てくる青ガエルが好きでした」「最後まで残してくれた皆さんに感謝」「可愛いお顔、いつまでも忘れません」……。