川越児玉往還・児玉宿(4)鬼石へ続く道、新町界隈
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川越児玉往還「児玉宿」散策編、今回が最終回となります。
今回は児玉から群馬県の鬼石(藤岡市鬼石)へと続く道筋を中心に、児玉の昔ながらの街並みをご紹介。
仲町交差点 児玉の市街地を南北に延びる中央通り商店街(川越児玉往還)
仲町交差点から西へ延びる道筋(仮称・鬼石みち)辺りは、旧町名では「新町」「高柳?」に該当する区域と思われます。
仲町~新町、児玉の西側エリア 鬼石へと続く道沿いにも昔ながらの商店が立ち並んでいます。
そしてこちらが大正3年創業と云われている「田島屋旅館」さん 作家の三島由紀夫氏が好んで時折滞在していたそうです。
旅館の隣には路地があるので大昔から変わっていない敷地形状を見て取ることが出来ます。
路地を挟んだ敷地は駐車場となっていますが、ここに建物が存在した頃は回廊のような光景を見られた物と思われます。
敷地の最深部です
以前は鉄骨の車庫により妻部は隠れておりましたが、関東では非常に珍しい「水切り瓦」を用いた土蔵の姿があります。
※水切り瓦とは壁面の小さな屋根のこと これは希少な建物です。
周囲の町並みを見てみます
素敵な長屋式住居があります たぶん昔はまだまだ連結していたのでしょう
これも相当な年季を感じますね、児玉はこの手の古い建物の数が多いので何処を歩いてもハズレはありません。
再び鬼石みち(国道462号)を西へ進みます。 2012年に訪れた以来となりますが三年前と雰囲気は変わっていない模様。
外壁に石を使った見世に黒漆喰の袖蔵が備わる立派な商家さん
旧新町~高柳 おおむね児玉市街地の西端
児玉宿から西へと延びる道筋は、埼玉県の最果て神川町の渡瀬宿を経て十石街道の「鬼石宿」へと続いています。
最後に街道沿いを離れ町の中を散策してみる事にしましょう 以下、付近で見かけた古い建物となります。
鬼石道から八幡神社へと続く街路道です
昭和6年竣工 児玉町旧配水塔 詳細はこちら⇒本庄市ホームページ・文化財トピックス
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川越児玉往還・児玉宿編〔 完 〕