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暗記法持ってます?
一日に一冊は本を読んでます。ある日、衝撃的な本に出会ってしまいました。「受験生のときに読んでいたら…!」となんとも言えない悔しい気持ちになりました… みなさんにはこの悔しさを味わってほしくはないので紹介したいと思います。その本とは「アクティブブレイン式記憶できる読書術」です。この記事ではボクが感嘆した「イメージ連結法」という記憶術を紹介したいと思います。
イメージ連結法とは
次の10個の言葉を順番そのままに覚えるとしましょう。試しにやってみてください。覚えられたと思ったら1分後に思い出せるか確認してみましょう。
- スマートフォン
- 日本経済新聞
- 福沢諭吉
- ハンバーガー
- スカイツリー
- ジョブズ
- エスプレッソ
- タクシー
- ドラッカー
- ソーラーパネル
なんの関係もない10個の単語。覚えたはずなのに1分立ったら思い出せなかったひともいたと思います。思い出せた人の中にも、1週間後にも忘れず覚えているはずだという自信があるひとは少ないでしょう。
しかし、必ず、しかも長期間記憶を保持できるようになる記憶法が「イメージ連結法」なんです!イメージ連結法を一言で説明すると「2つの言葉で1コマの画像をつくり、チェーンのようにつなげていく」というものです。
具体的なやり方
さっそく、上記の10単語をイメージ連結法でどう覚えるか紹介していきます。
まず、1個目のスマートフォンをイメージしてください。どんな機種でもいいですが、リアルなイメージを思い浮かべてください。
次に2個めの日本経済新聞をイメージしてください。例えば「日本経済新聞」と大きく書かれた1面なんかが分かりやすいですかね。
2つの言葉がイメージできたら、その2つで「1コマの画像」をつくります。たとえば、「スマートフォンが広げてある日本経済新聞の上に置いてある」ところを画像にしましょう。
次は、2.日本経済新聞と3.福沢諭吉を使って1コマと作ります。その次は3.福沢諭吉と4.ハンバーガーを使って1コマ。この調子で10.ソーラーパネルまで作ってください。
このように、1と2、2と3、3と4のように2つの言葉で「1コマの画像」をつくり、それをチェーンのようにつなげていくのが「イメージ連結法」です。
やり方がわかったところでジブンでイメージをつくって練習してみましょう。イメージの作り方に正解はありません。ジブンの覚えやすいイメージを自由に作っちゃってください。時間がかかっても大丈夫です。
できましたか?できたら順番に思い出せるか確認してみましょう。どうでしたか?スラスラ出てきませんでしたか?1と2の画像を思い出すと、2と3の画像が引き出され、3を思い出すと、3と4の画像が引き出され、という調子で画像が次々に引き出される仕組みになっています。
さらに覚えやすくするために、画像を出来る限りインパクトのあるものにするのがオススメです。
例えば、先ほど「日本経済新聞の上にスマートフォンが置いてある」というイメージの例を出しましたが、これをもっと特徴的な画像にしてみると「スマートフォンが日本経済新聞を突き破った」という画像になります。バカバカしくても大丈夫です。むしろ、バカバカしければバカバカしいほど、アタマに残ります。このようにインパクトを高めるためには、
- 常識からかけ離れた、愉快で突飛なイメージにする
- ものや動物を擬人化し、人間のような行動をさせる
- 大小・強弱・力関係などを変える
- 一方を他方に突き刺したり、両者を激突させたりする
- 五感を刺激する
- イメージ案が複数うかんだときは、駄作をすぐにアタマから消去する
ことを心がけるといいですよ。
例題
先ほどの10単語は「アクティブブレイン式記憶できる読書術」に掲載されていた内容ですが、例題をつくってみましたのでイメージ連結法の練習に使ってみてください(適当に単語を並べただけですが笑)
- 紅茶
- ナポレオン
- ペットボトル
- 東京タワー
- ネクタイ
- 林修
- たこ焼き
- ジグソーパズル
- ヒゲソリ
- 坂本龍馬
受験のどこに使う?
暗記物に使うのがベストですね。例えば、世界史など、20世紀のアメリカの大統領などは順番を覚える必要がありますが、顔写真と名前をあらかじめ対応させておけば、順番を間違えることもなくなると思います。他にもめまぐるしく変わるフランスの政治体制の順番を覚えるのにも使えますね。
さらに、暗記科目以外にも完全に暗記しなければならないことはたくさんあります。いくらでも応用できますので、応用法を考えてみてください。
「正義」「平等」などの抽象的な概念をイメージにする方法や「イメージ連結法」以外の記憶法など紹介できなかったこともたくさんのってますので、ぜひ「アクティブブレイン式記憶できる読書術」を買ってみてください。