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3路線の整備計画概要を決定 北大阪急行、新箕面へ延伸 大阪府戦略本部会議
大阪府内の鉄道新設、延伸計画について、大阪府は27日の戦略本部会議で、北大阪急行(北急)と大阪モノレールの延伸、なにわ筋線新設の具体的な整備計画の概要を決定した。このうち北急は千里中央(豊中市)から新箕面(箕面市)への延伸(約2・5キロ)に向け、3月末までに箕面市と基本合意書を結ぶ。
府によると、北大阪急行は整備費600億円で、府が100億円、箕面市は160億円を負担。残りは鉄道事業者や国の負担で賄う。
大阪モノレールは、門真市から瓜生堂(うりゅうどう)(東大阪市)までの約9キロの延伸を計画。府は整備費約1050億円のうち、府と周辺自治体で333億円、国などに残りの負担を求める。今後、採算性を検証し、平成26年度に事業化の可否を決定する。
なにわ筋線は、JR新大阪駅から大阪駅北側の北梅田を経由し、JR・南海難波などを結ぶ計画で、今年度内に大阪市や鉄道事業者が入った準備会を立ち上げる。
府はこれらの財源に、泉北高速鉄道を運営する府の第三セクター「大阪府都市開発(OTK)」の株式売却益などを充てる意向。