大阪市の橋下徹市長は22日の市議会委員会で、府立急性期・総合医療センター(住吉区)と統合して2016年度までに廃止される計画の市立住吉市民病院(住之江区)の跡地に、民間病院を誘致する方針を表明した。
橋下市長は「民間病院を誘致することで住民の不安を解消したい」と表明。市民病院と同じ小児科や産科などの周産期医療を担う病院の誘致を想定しており、すでに病院開設に関心を示す医療関係者もいるという。
大阪府市統合本部では、約2キロの距離に2つの公立病院がある状態を二重行政の象徴と判断。施設が老朽化していた市民病院を廃止し、府立センターと統合する方針を決めたが、地元住民からは存続を求める声が上がっていた。
橋下徹、市民病院