株価暴落で憶測飛び交う…戦慄「2.16預金封鎖」の現実味
円高が止まらなければ、株価は一段と下落しかねない。「今後1~2カ月は1ドル=110円まで円高・ドル安が進んで、日経平均を1万5000円近辺に押し下げる恐れがある」(第一生命経済研究所主席エコノミストの永浜利広氏)という見方も浮上してきた。
この程度では済まないという予測もある。
「米利上げスケジュールの先延ばし、円高、原油安、中国景気の減速、地政学的リスク……と株価下落の理由はいくらでもあります。ただ、どれも突然出てきた悪材料ではありません。株価を一気に1000円近く下げる要因としては弱過ぎます。そんなことから、市場では、とんでもない臆測がまことしやかに流れています。2月16日に預金封鎖があるかもしれないというのです」(株式アナリストの黒岩泰氏)
昨年の2月16日、NHKはニュース番組で預金封鎖を特集した。「69年前の1946年2月16日に日本は預金封鎖を決めた」という内容だった。