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ジカ熱感染 新たにタイも 34の国と地域に拡大
2月14日 7時13分

ジカ熱感染 新たにタイも 34の国と地域に拡大
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WHO=世界保健機関は、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、新たにタイを加えるなどした34の国と地域で感染が広がっていることを明らかにしました。
WHOが12日現在でまとめた最新のデータによりますと、これまでにブラジルやコロンビアなど中南米やカリブ海周辺の26の国と地域、それにサモアやトンガなど太平洋の5つの国と地域、アジアではタイとモルディブの2か国、アフリカのカボベルデの合わせて34の国と地域で、地元に生息する蚊を媒介するなどしてジカ熱への感染が広がっているということです。
このうちブラジルでは、患者の数が最大で150万人に上るとみられるほか、疑いの事例も含めると、コロンビアでは2万5000人以上、カボベルデでは7000人以上と推定されています。
ジカ熱を巡っては、妊娠中の感染と先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児との関連が指摘されているほか、感染した人が手足に力が入らなくなる難病の「ギラン・バレー症候群」を発症するケースも報告されています。
WHOは、感染とこれらの症状との関連性を早期に解明し、適切な治療法の開発を急ぐ方針です。

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