<仙台いじめ自殺>市教委、年度内にも答申
仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺した問題で、市教委第三者委員会のいじめ問題専門委員会は12日、昨年11月に始めた追加調査を終了、答申の取りまとめに向けて最終協議に入った。
非公開で行われた会合後、委員長の本図愛実・宮城教育大教職大学院教授は「有益な聞き取りができたので調査を終了とすることを決めた。年度内に答申を示せるよう努めたい」と語った。
追加調査では男子生徒の在籍当時の在校生を対象にした全校アンケートに加え、教員5人と生徒13人から聞き取りを実施。いじめに関わっていない生徒らからの聞き取り結果について、本図委員長は「男子生徒が在籍していたクラスはほかに比べてにぎやかで、生徒同士でからかい合う様子があった。男子生徒はおとなしい子で、からかわれることがあったようだ」と述べた。
2016年02月13日土曜日