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東西キリスト教会 分裂後初のトップ会談
2月13日 6時57分

東西キリスト教会 分裂後初のトップ会談
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1000年近く前の東西キリスト教会の分裂以降初めてとなる、ローマ・カトリック教会とロシア正教会のトップによる会談が行われ、「宗教の違いを超えた対話が不可欠だ」として、テロなどの背景にある宗教間の対立を念頭に、対話を通じた融和の実現を国際社会に呼びかけました。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王とロシア正教会のキリル総主教は12日、キューバの首都ハバナにある国際空港で会談しました。双方のトップによる会談は、1000年近く前の11世紀にキリスト教会が東の正教会と西のカトリック教会に分裂して以降、初めてです。
会談後、2人はそろってメディアの前に現れ、30項目に及ぶ共同宣言に署名しました。共同宣言では対立が続いてきたローマ・カトリック教会とロシア正教会のトップどうしが会談したことの意義を強調し、今後、共通の課題に協力して取り組んでいくとしています。そのうえで、「この困難な時代に宗教の違いを超えた対話が不可欠である」と強調しています。
そして、シリアやイラクなどの状況について触れ、「国際社会に暴力やテロを終わらせるよう模索することを求める」として、テロや迫害の背景にある宗教間の対立を念頭に、対話を通じた融和の実現を国際社会に呼びかけました。
また、「宗教を悪用して犯罪を正当化する試みは一切受け入れられない」として、世界各地で起きているイスラム過激派などによるテロ行為を厳しく批判しました。

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