バイクのレースシーンに関する映画はここ1、2年これといって目新しい物はリリースされていないように思いますが、なんとバリー・シーンの話が映画化されるということです。公開はいつになるのか不明ですが何とも楽しみなニュースですね。
バリー・シーンはグランプリの歴史の中でも最も面白いキャラクターを持った人物かもしれない。この2度の世界チャンピオンはモーターサイクルレーサー達が自分達に乗っているマシンに言い訳が出来ない時代のライダーだ。そしてバリー・シーンはその事実を最大限に語る人物だと言える。彼は同時にグランプリシーンにおける最初のプレイボーイであったと言える。彼は最終的にはペントハウスのモデルステファン・マクレーンと結婚している。おそらく彼女がシーンのツナギのジッパーを開けて着た写真を見たことがあるだろう。ヘビースモーカーでもあり、大酒飲み、パーティー好きの人間でもあった。シーンはモーターサイクルレーサー達が、磨き上げられたパーソナリティーと包装紙で上辺だけを綺麗する以前のレーサーの代表とも言える存在だった。
今回なぜこんな話をしているかというと、オーストラリアのIOフィルムとイギリスのディープスプリング・ピクチャーズによってバリー・シーンの話が映画化されるからだ。まだ内容を推測するには速いが、トレーラーが公開されている。現在分かっているのは映画はMotoGPジャーナリストのスティーブ・パリッシュとニック・ハリスによって書かれた本「The Story of Motorcycling Legend Barry Sheene」を原作としていることだ。映画の進捗についてはhttp://www.sheene.com/で確認出来る。