浅野温子が好きでね。生前の母さんと。
新しい映画あぶない刑事が始まりましたね。
2016年1月30日公開
「さらばあぶない刑事」
柴田恭兵さんは体調大丈夫なんでしょうか?

ぼくが小6の頃だったと思う。
母は札幌パークホテルでベットメイクのパートをしていました。
ある日パークホテルに石原軍団が泊まりに来たんですね。
そして、舘ひろしの部屋を担当したのが母でした。
よく有名人とは間近で見ていた母。
母は仕事一筋だから、一目見て感動!とか、サイン欲しい!とか思う人でないんでね。
ただ黙々と仕事をこなす人。
母はすんごい真面目だったからね。
ベットメイク中は、
”お掃除してますよー”
の札をドアノブに掛けてベットメイクするんだけど、突然現れた舘ひろしに、
母は「すいません、すいません」と言って退室しようとした。
すると舘ひろしは、
「いや、ごめんねー忘れ物ー、構わないですよ、いつもご苦労様です」と言って、
母に✨チップ一万円✨を手渡したんです!
当時の一万円はデカイ!
そこに渡哲也も入って来て、
「すいませんね〜こいつお掃除の邪魔をしちゃって」と二人で雑談して退室して行ったのですね。
あの頃、ぼくら家族は貧困だった。
この一万円があれば凄く助かる。
大抵の従業員、ベットメイクやメイドはチップをそのままポッケする(自分の物にする)。
しかし母は上司の点検者に届け出て、
貰った一万円を提出した。
なんてバカ正直な、、、。
一応決まりがあり、チップを貰ったら点検者に手渡し報告して、パークホテル従業員ベットメイク、メイド達と全員で分け合うという。
でもそんな決まりを守るのは母くらい。
ホント、真面目な母でした。
周りの人達からも一目置かれていました。
一万円は全部お菓子になった。
母が舘さんから直接「ご苦労様」と手渡された一万円は、大勢のベッドメイク、メイド、点検者達全員で分けられて母へ渡されたのは300円のお菓子になった。
帰宅後、母から話しを聞き呆れて一言物申したのを覚えている。
でも母は僕に、
「決められたルールは守らなければいけないのよ。どこで誰かが見ているか分からないんだから。悪いことは絶対駄目なんだよ、人間正直に生きていれば、またいつかいいことは起こるのよ」と貰ってきたお菓子を弟と母と3人で分けて食べた。
舘さんのお陰でこんな美味しいお菓子も食べられるのだから。
と母は言った。
そうだな、”母が正しい”とお菓子を頂いた。
『舘さんいただきます』と言って。
それから母は優しい対応をされた舘ひろしに対して、見る目が変わったようだった。
彼が出演するドラマなど見るようになったのだ。
その一つがあぶない刑事。
再放送で何度も観た。
エンディングの舘ひろしさんの歌、
「冷たい太陽」が耳に焼き付いていて、聴くたびにこの母のエピソードを思い出します。
舘ひろしさんの歌の中で、ぼくはこの曲しか知らない。
メロディがイイなぁ〜
冷たい太陽ってのもイイね、好きだな。
いい歌だし、舘さんの声が好きなんだなぁ〜。
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