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イラン制裁解除で石油精製の技術協力を再開へ2月14日 16時31分
中東イランへの経済制裁が解除されたことを受けて、日本が石油の精製などの分野で行っていた技術協力が7年ぶりに再開されることになり、ことし5月にも石油元売り会社などから技術者がイランに派遣されます。
イランへの技術協力を再開する方針を決めたのは、日本の石油元売り会社などでつくる「国際石油交流センター」です。石油ショックのあとの1981年以降、中東などに技術者を派遣して石油の精製や流通の分野で技術協力を行っていましたが、イランに対しては核開発に関する経済制裁の強化を受けて2009年を最後に技術者の派遣をやめていました。
センターは、先月制裁が解除されたことを受けて7年ぶりに技術協力を再開し、ことし5月にも石油元売り会社やエンジニアリング会社から10人程度の技術者をイランのテヘランにある製油所などに派遣する予定です。
イランでは、輸入していた設備の資材が経済制裁に伴って不足し、製油所の老朽化が課題になっていて、今回の派遣に当たりセンターは、製油所の安全技術や環境対策などで技術協力を行うことにしています。
国際石油交流センターでは「技術協力による関係強化は、将来の資源開発など日本のエネルギーの安全保障を高めることにつながるものと期待している」と話しています。
センターは、先月制裁が解除されたことを受けて7年ぶりに技術協力を再開し、ことし5月にも石油元売り会社やエンジニアリング会社から10人程度の技術者をイランのテヘランにある製油所などに派遣する予定です。
イランでは、輸入していた設備の資材が経済制裁に伴って不足し、製油所の老朽化が課題になっていて、今回の派遣に当たりセンターは、製油所の安全技術や環境対策などで技術協力を行うことにしています。
国際石油交流センターでは「技術協力による関係強化は、将来の資源開発など日本のエネルギーの安全保障を高めることにつながるものと期待している」と話しています。