『Break the ice』とは『氷を割る』意味ではない。
『会話の口火を切る』という意味だ。
口説く際の『和み』に当たる。
今回は、和みに注目して、あるデートをフィードバックする。
また、はてなブックマークやメールで「解説が欲しい。」という声を多くいただくので、Break Pointを1つ取り上げ解説する。
1.フィードバック
「◇◇さんじゃないですよね!?」
「私...」
「違いますよね?」
「あ、私、◇◇ですけど。」
「◇◇さん?」
「あ、はい。」
「あ、自分です。今、俺そこにいたのに、ずっと。」
「あ、ほんとに?」
「うん。何か写真と全然違うからさ。」
「写真と違う?」
「あ、なんか可愛い人いるなあ思って、あ、違うなあみたいなw」
「え?」
「何か雰囲気違うって言われない?」
「写真...」
「写真と全然違う。え、俺、△△って分かるよね?」
「分かる。けど全然やっぱ分かんない。写真と違う。」
「え、◇◇だよね?」
「そう、そうです。」
「何かめっちゃびびった。え、違う人かな思った。」
「ああ、何かすいません。全然。」
「何か10分位前からいてw待ってた?」
「そうだね、会社終わったの思ったより早くて。」
「うん。」
「そうだね。」
「そうかwあ、ちょっとね、店取っといたんだけど...」
「ありがとう。」
「あ、ちょっと嬉しそうな顔してる!」
「え、そう?写真と違う?」
「うん。年齢不詳だね。」
「いや、すごい年齢不詳でしょ?」
「誰?」
「うん。」
「俺?俺、年齢そのまんまだと思うけど。」
「え、ウソ!ええと、何歳だっけ?」
「▲▲。」
「あ、若い!」
「若い?」
「うん、若い若い。」
「自分も若いからね。」
「私は◆◆。」
「私も若いって言って欲しいみたいなw」
「写真と違う?写真と違うよね。みんな違うのかな。」
「結構会ってるの?」
「いや、結構は会ってないけど。どうだろう?」
「けど、何、婚活してますみたいな。そんな感じ?」
「まあ、まあね。」
「ははは。何か曖昧だね、そこが。」
「まあ、してるっちゃしてるけどね。」
「してるっちゃしてるけどしてない人みたいな。本腰入れてない感じだ。」
「それなんなんだろう。何か別に、多分、世間の女性ほど凄いこう...」
「あ、そんなに結婚したくないみたいな?」
「まあ、したいっちゃしたいけど、そこまでガツガツはしてないかな。」
「ガツガツしてない?それ、何、さり気無いモテアピール!?」
「いや、そんなw」
「男寄ってきますよって!?w」
「いや、そんなこと全くない。」
「いや、俺、今日、めっちゃ緊張してるんです。」
「え、何でですか?だってすごい、あれですよね。慣れてそうな感じなんで。」
「何それ?」
「人に慣れてそう。世の中に慣れてるって言うか。」
「それはおっさんってこと?w」
「いや、何かほら、接客やってたって言うから。」
「うんうん、そっちね。寒くないですか?」
「そんなに寒くなくない?」
「なくないw」
「うん。」
「ははは。」
「そんなにw」
「いや、俺ね、ほんと緊張してるから。こう見えて。」
「え、そう!?」
「え、あのね、こういうので会ったこと無いんよ。」
「うん。あ、そうなんだ。」
「でさ、変な人じゃないよね?」
「え、私?」
「変な人?」
「分かんない。」
「あの、率直にさ。」
「うん、変な人じゃない?私が?変な人って?」
「ほら、あのさ、こういうやつさ、ネットワークビジネスみたいのあるでしょ?」
「ああ、そういうことか。」
「そういうのじゃない?」
「何かパンフレット出てきたりとか。」
「何かさ、はじめ調子良く話してたんだけど...」
「え、実はそういう人?」
「そういう人なの?じゃないでしょ?いや、俺の友達がそういうのあったんだよ。」
「え、そうなのね。」
「こういうので会って、営業みたいのかけられてさ。」
「うん。」
「それでもう嫌になって。」
「あ、そうなんだね。」
「ビジネスの相手にされちゃってる訳よ。」
「うーん。」
「ん、そう?」
「私、何回か、そういう人さ...」
「うん。」
「こういうので会ったことあるけど、全然そういう人見たこと無いよ。」
「いや、よかった。変な人じゃなくて。」
2.Break Point
「あ、なんか可愛い人いるなあ思って、あ、違うなあみたいなw」
Break Pointは出会いの直後に訪れる。
主導権を巡り、男と女が闘いを始めるからだ。
まず、質問・答え・誘導を意識しよう。
この場面では、
質問
「◇◇さん?何か写真と全然違うからさ。」
答え
「写真と違う?」
誘導
「あ、なんか可愛い人いるなあ思って、あ、違うなあみたいなw」
となる。
誘導はオープンな会話を目指す。
その際は、外見や楽しいトークを武器にする。
後に、共感や自己開示しやすい雰囲気を作るためだ。
トークは女の子の内面に切り込むことを心掛けよう。
テクニックとしては女の子の感情を揺らすことだ。
コツは、褒める一方で、女の子がちょっと恥ずかしいって思うようなことをそのまま伝えてみる。
ところで、フィードバックの終盤、女の子の反応が鈍いことに気づいただろうか?
この対処については次回の記事で。
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