2016年2月14日15時47分
広島拘置所(広島市中区)は14日、強盗殺人罪などで収容中だった片岡清死刑囚(84)がアルツハイマー病に伴う摂食障害、衰弱で同日午前に死亡したと発表した。
確定した二審・広島高裁岡山支部の判決などによると、片岡死刑囚は2003~04年、現金を奪う目的で広島、岡山両県で一人暮らしの高齢者2人を殺害した。二つの事件で強盗殺人罪などに問われ、一審・岡山地裁の判決は無期懲役だったが、08年2月に広島高裁岡山支部が死刑を言い渡した。11年3月に最高裁が片岡死刑囚の上告を棄却し、死刑判決が確定していた。
広島拘置所によると、片岡死刑囚は11年5月に同拘置所に収容され、今年1月からアルツハイマー病や嚥下性(えんげせい)肺炎などのため、拘置所外の病院で治療を受けていたという。
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朝日新聞社会部
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