キャバクラバイトは就活に不利なのか?それとも強いのか?

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キャバクラバイトは就活に不利なのか?それとも強いのか?



こんにちは!バイトハブ星野です。


2014年、日本テレビにアナウンサーとして入社予定だった当時女子大生・笹崎里菜さんが銀座のクラブでホステスとしてアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消されたとして、取り消し無効を求めて提訴した、というニュースが話題になりました。


笹崎里菜さんはその後、日本テレビとの和解が成立し、日本テレビに採用され現在ではアナウンサーとして見事活躍されています。


しかし、このニュースが世間に与えた影響は大きく、仮に日本テレビ側が内定を出す前に笹崎さんのアルバイト経歴を知っていた場合はおそらく内定は出ていないであろうことから『水商売のアルバイトをすれば、アナウンサーにはなれない』というイメージを世間に与えたニュースであると言えます。


日本テレビに限らず一般の企業が新卒社員採用の際、キャバクラなどの水商売でアルバイトをしていた学生をなんとなく避けるイメージがあるからか、面接時にアルバイト経歴を聞かれても『キャバクラでアルバイトをしていました』と正直に答える学生は少ないといいます。



しかしながら、そういったナイトワークのアルバイト経験を持つ学生はそうでない学生と比べ


・コミュニケーション力が高い

・経営者などと接していることも少なくなく、社会に対する知識が豊富

・営業経験もあり、結果にこだわりシビアに取り組む


などといった特徴を持つ傾向があるともいいます。


就活時にそうしたナイトワークのアルバイト経験を通して身に付いたスキルをアピールに使うべきなのか、それともイメージ的に不利に働くと考え隠すべきなのか、実際の新卒採用担当者の意見も交えながら考察してみました。




▽前提として、自分から言わなければよほどバレない


アナウンサーや芸能人・モデルのような露出のある職業の場合は、後々第三者からのリークがあることもありますが、一般の会社を受ける場合、自分の口からポロっと言ってしまわない限り『ホステス歴』が会社にバレる可能性は低いです。


従って、就活時に自分から『キャバクラでアルバイトをしていました』などと言わなければ、会社側にその事実は伝わりませんので、そうしたアルバイトの経験をアピール材料として使うかどうかは最終的に自分で判断するしかないと言えます。


しかし、バイト歴聞かれた場合にキャバクラでのバイト経験を隠すことが経歴詐称に当たらないのか?という意見もありますので、隠したいけど露骨な嘘も付きたくない方は『接客業』『飲食業』『イベントの派遣』などと答えるそうです。




しかしそういった場合でも業務内容についての質問(やりがいなども)質問されることは多いので、どう答えるかを考えておく必要があります。


ちなみに就活時には隠していたけど入社後に口が滑ってバレてしまった話や、やたら高価な持ち物が多く年上のオジサマ対応にこなれていた為にバレてしまった話、副業でアルバイトをしていた時にたまたま上司が来てバレたという話などは聞いたことがあります。


(私がキャバクラでキャバ嬢に聞きました。副業がバレた人以外は特に風当たりが強くなったわけではなかったそうです。)



▽必ずではないが不利に働く場合があることは間違いない


冒頭の笹崎さんが日テレに内定を取り消されそうになったことが顕著な例ですが、キャバクラバイト歴が就活の際に不利になる場合があることは間違いありません。日テレの主張の一つに『清廉性に欠ける』ということがありました。『ホステス』と『清廉性』の因果関係については別の議論になるのでここでは割愛しますが、仮に


アナウンサー=清廉性が必要

ホステス=清廉性がない


と、日テレが判断しているのであれば、学生のアルバイト歴に『ホステス』がある学生は間違いなく不採用になるでしょう。もちろん、不採用の理由は公表されないわけですが、笹崎さんの場合は内定を出したあとにホステス歴が発覚し内定取り消しという経緯があったため日テレの『元ホステスは採用しません』という考えが露呈し賛否が様々でした。



しかし、日テレのアナウンサーに限らず『ホステス=清廉性がない』などと判断され採用をもらえない職業は少なくないように思います。


例えば学校教諭。要項で『ホステスはダメです』という記載は見たことありませんが、勤務後に発覚すればPTAに批判されるリスクがあるためおそらくあまり歓迎はされないでしょう。もちろん判断は分かれるでしょうが、学習塾を含む教育業界ではあまりアピールポイントとして使わない方が良いのかもしれません。



ちなみに私自身、以前は教育業界に身を置いていて新卒採用を担当していました。その担当会議の中で『バイト歴については業務内容や毎月のおおよその給料など根掘り葉掘り聞くように』という指示がありました。


目的としては『仕事に対する使命感』と『学生時代から荒稼ぎしていないか(入社後に給与が不満で辞めていく社員が少なくなかったため)』の確認がメインでした。


ホステス経験を口にする学生には出会ってはいないので、当時の会社でそれが不採用になるかどうかはわかりませんが、実際にはディープなメイド喫茶でバイトリーダーをしていた子や、パチスロで大稼ぎして入社時からレクサスを乗り回していた子を採用していました。


『どんなバイト歴か』ということよりは『バイトの職務内容・どう取り組んだか』や『人柄』を重視していたと思います。



▽逆にキャバクラバイト歴が有利に働く会社もある


私の知人でジャスダック上場企業の採用人事担当がこう言っていました。

『うちの営業部で女性初の年間MVP取った先輩が元キャバ嬢だから、元キャバ嬢という経歴だけで印象は良いよ。ある程度、クリアしていれば最終までは通すね。』と。


彼が言うにはその元キャバ嬢の先輩は学生時代にホステスバイトをしていたそうですが、当時から営業に対する意識は高く本人曰く常に獲得指名数はいつも上位だったそうです。入社後も営業部を希望して貪欲に営業活動に励んでいるだけでなく、社内でも社員の変化にも敏感で気配りもできて人望も厚いんだとか。


社員から当時の源氏名で呼ばれてからかわれることもあり、元ホステスという経歴はまったくマイナスではないそうです。ちなみにその会社には他にも事務職で、入社前はガールズバーで働いていたことが周知の愛嬌たっぷりの癒し系の社員もいるそうです。




もちろんバイト歴だけで合否の判断をするわけではなく、SPIなども含め総合的に判断するそうですが、そうしたアルバイトを通して身につけたスキル、もしくはそもそもナイトワークに適合できる人柄や能力をプラスに評価している、もしくはマイナスに評価をしない会社もあるということです。


しかしそういった会社があるとはいえ、『うちは元ホステスを歓迎しています』と謳っているわけではありませんので、ホステス経験をアピールするかどうかは業種や社風などから慎重に見極める必要があるかもしれません。



▽まとめ


・就活時では、基本的に自分から言わない限りは『キャバクラバイト歴』が相手に伝わることはないので、言うか言わないかは自分の判断


・『キャバクラバイト歴』はNGと判断され、それが原因で不採用になることもある(しかし不採用理由は基本的に公表されないので、それが理由であったかどうかを知る術はない)


・一方で『キャバクラバイト歴』は特にマイナスではない会社もある


・むしろキャバクラなどのバイトで発揮されていたであろう営業力やコミュニケーション力を評価する会社もある


・しかし、どの会社がどういう評価をしているかは公表されていないので、社風や社員の人柄、職業で判断するしかない




以上、『キャバクラバイトは就活に不利なのか?それとも強いのか?』についての考察とまとめでした。

高時給で人気なので、生活費や学費、留学費を稼ぐためなどナイトワークをする学生さんも少なくないと思いますが、笹崎さんの事例もあり就活に不利なのか不安になっている人は是非参考にしてくださいね。

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